爆丸

□華麗なる賭け
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視界が暗転して、見慣れない場所に出た


「ここは…」

「こうもあっさり捕まるとは…それほどハッキングしたHEXの情報が正しかったということか…」

「はい、たまにはアイツ等も役にたちますね」

「スペクトラ!ガス!」

「じゃあ、ここは…」

「オレたちの船だ」


スペクトラはダンたちに再戦を挑むに来たのだという


「いいぜ、オレもちょうどお前に話があったんだ」

「ほぉ…?」


にやりと、スペクトラが不敵に笑う


「オレたちをマザーパレスへ連れていけ!」

「それで、ゼノヘルドを一緒に倒して…」

「何を言いだすかと思えば…」


鼻で笑い、スペクトラは自分の本当の目的を語る
自分は究極の爆丸を作ると言い、ヘリオスはその究極爆丸になるのだという


「けど、その究極爆丸ってのも、BTシステムが発動したら消滅しちまうんじゃねぇか?」

「ダン…」

「もし、ワンダーレボリューションの爆丸たちが全部消えちまったら、悲しいって思うんじゃないのか?」

『ダン…』

「だから!」

「問答は無用だ、空操弾馬」


そう言ってガントレットを装着する


「決着をつけるぞ」

「いいぜ…その代わり、オレが勝ったらオレたちをマザーパレスへ連れていけ!」

「いいだろう…だが、オレが勝てばドラゴのパーフェクトコアエナジーをいただく!」

「なっ!?」

「ちょっと待って、スペクトラ!」

「ユキト…」


ダンから一歩前に出てユキトは自分の胸元をおさえる


「パーフェクトコアエナジーならわたしのをあげる…だから力を貸して…」

「なに…!?」

「何言ってんだ!ユキト!」


そんな事ダメに決まってるだろ!とダンはユキトの肩をつかむ


「でも、このほうが一番早いわ…」

「そういう問題じゃねぇ!」


叫んでダンはユキトを抱きしめた






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