爆丸

□地球へ
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突然やってきたマロンを地球観光に連れてきた時、ここにいてはいけない人がそこにいた


「ユキト先輩!?」

「あら、バロン…」


どうしたの?こんな所で…と首をかしげるユキトにバロンはおおいに脱力した


「こんな所って…それはこっちのセリフッス!ユキト先輩狙われてるスよ!なのに…」

「なのに、なに…?わたしは、本を買いに来ただけよ…」

「だからそれが危ないんスよ!」

「ふぅ〜ん…」


興味がないといわんばかりに生返事を返すユキトにまた脱力していると、バロンの後ろにいたマロンが顔を出す


「お兄ちゃん、このきれいなお姉ちゃんだれ?」


お兄ちゃんのお友達?と無邪気に聞いてくるマロンにユキトはクスリと笑う


「そうよ、わたしはあなたのお兄さんのお友達…あなたは、なんてお名前…?」

「え…?」

「わたしはね、マロンっていうの!お姉ちゃんは?」

「ユキトよ…」

「ユキトお姉ちゃん」


ニコニコと笑うマロンには聞こえないようにバロンがユキトにこっそり耳打ちをする


「ユキト先輩、友達って…」

「あぁ、嘘だから。気にしないで…」

「Σうそっ!」


思わず耳元で叫んでしまい、バロンはユキトに軽く睨まれてしまう


「…子どもには、優しいつもりよ…」

「そ、そうなんスか…」


意外だ…という顔をするバロンを無視してマロンへと目を向ける


「マロン、あなた達はどこへ行くの…?」

「お兄ちゃんが遊園地っていうところに連れていってくれるの!」

「へぇ〜、遊園地…」

「ユキトお姉ちゃんも一緒に来る?」

「マロン!?」

「えぇ、いいわね…」

「マジッスか!!」


あっさりと答えるユキトにバロンは絶叫した






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