爆丸

□華麗なる賭け
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シュンにより、HEXにこの場所がバレてしまったことが発覚し、全員が驚き、そして動揺した


「クソッ!ここがバレるなんて!」

『落ち着けダン、遅かれ早かれこうなることは分かっていただろう?』


いきりたつダンをドラゴが静かにいさめる


「やはり、守ってばかりではなく、こちらから攻めるしかないか」

「攻める…?」


シュンの言葉に隣にいたユキトが首をかたむける


「あぁ、以前ワンダーレボリューションで見たBTシステムは遠隔操作されているようだった」

「なら、本体はマザーパレスに…?」

「おそらくは…」

「だったらこっちからマザーパレスに乗り込んでってBTシステムの本体をぶっ壊してやる!」


シュンとユキトの話にダンは決まった!と言わんばかりに拳を手のひらに打ち付けるダンに続いてルノ、ジュリィ、バロンが同意する


「だが行くたってどうやって行くんだ?」

「ボクたちにはマザーパレスの場所が分かりませんし…」


そんな…と全員が落胆する


「ユキトも、マザーパレスの場所は分からないのか…?」

「ええ、分からないわ…」


シュンの言葉にユキトはゆっくりと首をふる
2人がそんなやりとりをしているとダンが何かに気付いたように声をあげる


「確かにオレたちだけじゃあ何もできねぇ、けどアイツが力を貸してくれれば」

『アイツ…?』

「元HEXのリーダー、スペクトラさ!」

「「「「「「!?」」」」」」

『スペクトラ、だと…!?』

「……」


さすがにあのスペクトラが手を貸してくれるはずがないと全員が同意見で反対した


「……」

(ユキト…)


スペクトラに協力してもらうと聞いて、わずかに目を伏せるユキトからシュンは静かに目をそらした






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