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□No.2
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「明日から学校か〜。春休みって短いよねー」
天音はゆかりの部屋にいた。いよいよ明日から学校が始まり彼女達は2年生にになる。
「ねぇ知ってる?2年に転入生が来るらしいよ」
「そうなの?」
「たまたま職員室で聞いちゃったんだけどね」
「へぇ。まぁ、同じクラスになるかわかんないしあんまり関係ないかも?」
「そうだよね。あたしも人の事言えないけど、天音ってホントそう言うの興味ないよね?なんてゆーの?色恋沙汰?」
「え〜?転入生の話が色恋沙汰?」
「違くて、新しい男子!?キャーどんなかな?イケメンかな〜♪…とかって普通なるものでしょ?」
「あはは、今のゆかりが面白かった。あ、転入生男子なんだ」
「うん。そうみたい。あー…もうすぐ0時だね…」
「そだね〜。あ、私電気落ちる前にちょっと下に行って来る」
「え。1人で平気?」
「大丈夫だよ、寮の中なんだし」
天音は笑顔で答えるとゆかりの部屋を後にした。