臨也×静雄

□嘘つき恋愛
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「…………」


目が覚める。
脳が覚醒する。目の前には愛しの恋人。

あぁ、最高の目覚めだ、
と思ったのも束の間。

同時に抱き締められ、腕や肋骨の骨がメリメリ音をたてる


「痛い痛い痛い…いだだだだっ」

「…っ…ぐす…」

「し シズちゃん死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…っ」

「嫌だ臨也死ぬなぁぁぁ!」


更に力を込められ、あ、もうダメかも、と薄れゆく意識の中そんなことを思うと、
シズちゃんは、ぱっと腕を放してくれて、俺の身体はぽすりとベッドに沈む。


「え…あ…シズちゃん?」

「悪い…」

「え?あのシズちゃん…?どうしてここに…?」

「……」


訳がわからないまま、混乱した脳を一生懸命回転させる。
けど、その前にシズちゃんが答えを出した。


「4月1日…」

「…………?……あ…」


やっと気付いた。
4月1日…それは世間ではエイプリルフール(四月馬鹿)という嘘をついても怒られないという日だ、
それを理解し、シズちゃんが涙目で謝ってくる姿に納得し、


「…はは 騙された」


苦笑するとシズちゃんは泣きながら謝って、キスしてきた。
それに応えるように抱き締めて、キスを深くした。










end.
***

0401ネター
在り来たりネタだけっ、楽しかったです。


次のページに、赤林さんと四木さんのおまけですー






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