臨也×静雄
□嘘つき恋愛
2ページ/3ページ
「…………」
目が覚める。
脳が覚醒する。目の前には愛しの恋人。
あぁ、最高の目覚めだ、
と思ったのも束の間。
同時に抱き締められ、腕や肋骨の骨がメリメリ音をたてる
「痛い痛い痛い…いだだだだっ」
「…っ…ぐす…」
「し シズちゃん死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…っ」
「嫌だ臨也死ぬなぁぁぁ!」
更に力を込められ、あ、もうダメかも、と薄れゆく意識の中そんなことを思うと、
シズちゃんは、ぱっと腕を放してくれて、俺の身体はぽすりとベッドに沈む。
「え…あ…シズちゃん?」
「悪い…」
「え?あのシズちゃん…?どうしてここに…?」
「……」
訳がわからないまま、混乱した脳を一生懸命回転させる。
けど、その前にシズちゃんが答えを出した。
「4月1日…」
「…………?……あ…」
やっと気付いた。
4月1日…それは世間ではエイプリルフール(四月馬鹿)という嘘をついても怒られないという日だ、
それを理解し、シズちゃんが涙目で謝ってくる姿に納得し、
「…はは 騙された」
苦笑するとシズちゃんは泣きながら謝って、キスしてきた。
それに応えるように抱き締めて、キスを深くした。
end.
***
0401ネター
在り来たりネタだけっ、楽しかったです。
次のページに、赤林さんと四木さんのおまけですー
→