臨也×静雄

□幸せな時間
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今日も今日とて普通の平日のはずだった。


「お誕生おめでとう、シズちゃん」


仕事をあがり、自宅の鍵を開けると、その言葉が降ってきた。

おめでとう、の"と"あたりで相手を判別すると殴りかかったが、ひらりと躱された。
というか、この殴る→躱すはもう条件反射のようだ…


「ほら、シズちゃんが大好きなケーキもあるよー」


そう言いつつ、リビングの机を指差す。
そこには大きくて白くてふわふわした生クリームが大量にのったケーキがあった。

そのケーキに息を飲むと、ノミ蟲は愉快そうにニコニコ笑った。


「はい、あのケーキはシズちゃんのだけだよ あ、大丈夫 変な薬とか入ってないから なんなら俺が先食べて毒味したげようか?」

「いや、いい ありがとよ」


そう言って俺はさっさと手を洗い、ケーキの前に座る


「本当にでけぇな…」

「でしょ?俺頑張っちゃったよ」

誉めてーとかほざく臨也を無視しいただきます、と手を合わせ一口食べる。普通に旨い。


「うまい…」


一言漏らせば臨也はみるみるうちに顔を綻ばせ、いつもとは違うへらりとした笑みを見せた。


「良かった シズちゃんのことだからそのケーキ、顔面に投げてくるかと思ったよ」

「んな勿体無いことするか」

「まぁ、シズちゃん甘いの好きだからケーキ投げたりはしないか」

「いや、お前のそんな笑顔見れて良かった」

「………ッ!?」


そう言うと臨也はまたみるみるうちに顔を赤らめて、目尻に涙を溜めていた。
すると、俺と目が合った瞬間顔を逸らすので頭にハテナを浮かべていた。


「………シズちゃんのぶぁか」

「あぁ?」


顔を逸らし、耳まで真っ赤にしたかと思うと暴言を吐いたので、軽く額を小突くと、臨也はあぅと声を漏らした。

まったく訳わからんが、臨也は今だに愚痴愚痴と何か言っている。

取り敢えず、何だか幸せな時間を過ごしている気がする。それをまた臨也に告げるとまた顔を赤くしてにっと笑いながら



「当たり前じゃん だって俺が恋人の誕生日を幸せにしないはずないだろ?」




そう言われて顔が火照るのがわかった。















ま、間に合った!←
静誕祭。間に合いました、が
何がしたいのかわからないものに
あばば…

次はもっとちゃんとしたの書きます


20110128.

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