臨也×静雄

□愛のカタチはそれぞれで
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「う、あぁぁぁがっ ぐぁぁ!」


可愛らしさからかけ離れた喘ぎ声を漏らす


「ひ、あがぁ もうやめ…シズちゃん…」

「あ?まだイけんだろうがよぉ」


そう言ってもう片方の腕を千切る。

ミチミチ……ブチッ

人体からはあり得ない音が身体の中を駆け巡る。


「あああああ!! やらぁ…」


細くしなやかな身体を痛みから逃れるようにくねらせる
しかし、己の身体の痛みから逃れるなどできない
一人虚しく涙を垂らし、無くなった四肢があった部位から血を流す
赤く赤く健康的なさらさらした血液

それを見るだけでも増す性欲を男、平和島静雄は静かに耐えていた

しかし、耐え性のない彼は、性欲を抑える事なく、臨也のそれを自分の孔に添えた。


「し、しうちゃん…?」

「何腕千切られて勃ってんだよ」

嘲笑めいた口調で臨也のそれを徐々に挿入していく。
その度にはぁと吐息を漏らす静雄
そして臨也がすべて自分に入った事を確認すると、静雄は臨也の傷口に爪を立てた


「あああああ!?」


がりっ と音がするぐらいぐちゃぐちゃと傷口を掻き回す
その度に自分の中にいる臨也が固さや大きさを変えるのが愉しくて、気持ちよくて何度も何度も掻き回す


臨也の目が魚が死んだときに曇るような目になり、放心した頃に静雄はやっと手を止め、血に染まった自分の指を舐め取る
はぁはぁと全身を震わせ息をする臨也を他所に静雄は上下に動き出す
ぬるぬると先走りが動きをなめらかにする
静雄は快感を貪るために更に激しく動く、しかし体力も四肢もない臨也には一種の拷問のようにも思えた
飲み込めぬ唾液が口の端から零れ、涙をまた頬を濡らす
隠したい顔も腕がなく隠せない

臨也はこれまでにない羞恥や悔しさに襲われた、しかし、それとは反して快楽は徐々に頂点へと向かう


「ふ…く…っ」

「どうした?気持ち良いか?」

「ん、く…悔しい、だよ ド変態」

「その変態に感じてるのは誰だよ」

「知る、か…っ」


悪態を吐きながらも臨也、静雄はそれぞれ絶頂を察する
ゆるゆると動いていた静雄の腰は獣のそれのように早さを増し、臨也もまた無意識のうちの腰を振っていた


「…ひゃあ イく…ッ」

「ん…は…イきなよド変態!」

「ひゃあぁぁっ」

「んん…っ」


互いに絶頂を迎えると、静雄は臨也の胸に倒れ、眠りについていた


「まったく…これだからドMな女王様は…」


愛しいものを大切に大切に愛でるように眠る静雄を見つめる臨也
そして臨也自身も疲労により眠りについた



翌朝、繋がったままだった事を寝起きの静雄にどやされる臨也だった
















何がしたいのかわからない←
友達が「ヘタレ臨也(達磨)と女王様静雄(ドM)が読みたい」とか言うからかな
ちなみにその子にココは教えてないです(笑)


2010.12.20.

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