臨也×静雄
□放さないで
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訳がわからない
突然俺の家に押し掛けてきて、俺の姿を見るや否や抱きついて、泣いて、押し倒した。
「ちょっ、シズちゃん?」
名前を呼ぶと更に喚きだした。
何なんだ、調子狂っちゃうよ。
「ぅぐっ…ひく…臨也ぁ」
普段聞けないような弱々しい声、なんだ、そんな声だって出せるんじゃないか。
「シズちゃん?どうしたの?ていうか重いよ」
そういうと、悪ぃと短く言って身体を起こした。
「一体どうしたのさシズちゃん? 君が俺のところに来ること自体珍しいのに その上泣いてる 予想外なことがいっぺんに起こると流石の俺も混乱するよ? まぁシズちゃんが俺に関する事で悲しくて、例えるなら俺が死んだ夢でも見て、俺の安否が気になってウチに来て俺がいて嬉しくて泣いちゃった、そんなオチだろ?わかりやすい」
そう言うと、目を見開き丸くしてる、そういう顔嫌いじゃないよ。
「…なんでわかっ「簡単だよ? シズちゃんすぐ顔にでるからね」
そういうとまたシズちゃんは驚きと喜びを交えた表情にかわる、コロコロ表情変えて疲れないのかね、まぁ、俺が笑顔のままで表情筋が衰えただけかもね。
そんなことを思ってるとシズちゃんがまた抱きついてきた、もう放さないと言われぎゅっと俺が潰れない程度に抱き締めた、俺もと言って抱き返す。
シズちゃんは嬉しくそうに目を細めて、
「…臨也…好き…」
ポツリ、いつもより高い声に背がゾクリとした。
あれ?何これ俺こんなキャラだっかかな?おかしいな。
いつもより優しいシズちゃんにゾクリとするなんて…
調子狂っちゃうなぁ
***
ぐは
朝のテンションで書いたら大変な事になった。(^q^)
20100621.勇姫