ゆりまたはにょたいか

□これは願望
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折原は至って真面目で、成績優秀な黒髪眼鏡の美少女だった。

平和島は少し怪力で、少し不真面目だが優しい性格をした美少女だった。


二人は互いの存在を知りつつも、私とは真逆な人、とだけ認識していた。

だから、そんな二人が話している現場を目撃した者は少し目を丸くするも、別段話しかける訳でもなく自分のすることをするため足を運ぶのだった。

しかし、そんなスルースキルの無い青年、岸谷は二人の間に入っていった。


「君たちって接点あったっけ?」


「うるさいな新羅 さっさとどっか行けよ」

「何 新羅 話の途中なの」


それぞれ、小中学校での級友である二人にそう言われた岸谷、
しかし彼も諦めの悪い男で、苦笑しつつも肩を竦めため息を吐いた。

そして二人に 頑張れ とだけ告げ彼の恋人に電話をしながらどこかへ行ってしまった。


「たく…邪魔しやがって」

「あ、あの…」


「あ、あぁ悪いな 折原…」

「あのさ 私なんで呼び出されたのかな…?」

「…はぁ…」



平和島がため息を吐きながら、折原の耳元に口を持ってくる。



「だから…」



「      」



「…ばか」


折原は顔を真っ赤にし、平和島に抱き付く。
そのまま平和島は折原を姫抱きし、そのまま近場の教室へ向かう。

そんな様子を見ていた岸谷は


「はぁ…やっぱりね 君たちはまったく違う人間なのに惹かれ合って…ははセルティ?君もそう思うだろ?え?折原さんと静雄ちゃんがくっついたんだよ?え?ちょ ま、待ってセルティ!言ってなかったからって縛らないでぇぇ!」





***

「お前が好きだ」
「…ばか」




そんな乙女原と乙女島。
ヤンキーちゃんと眼鏡ちゃん

続きはR-18でやりたいですね
いや、もうここはやらない方がいいかしら


2010.03.29.

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