Novel
□桃と朱が染めた色
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何が伝えたくて…。
何をしたいんだろう…。
ずっと、思ってた。
初めて彼を見た時から。
そう、それは去年の春。
私が、桜の木の下にいた時に虫が肩にくっついて…。
怖くて怖くて。
ぎゅっと目をつぶってたら…彼が、私の肩に付いていたはずの虫を持って立っていました。
そう…それが彼との出会い。
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