Novel
□あなたのために…
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一度あなたから離れたからって…。
私は1度でも、あなたの大切な人だったのだから…。
私は、あなたのために何かしてあげられましたか?
「俺は、夢を追いかける。これだけは…これだけは俺は貫き通したいんだ!だから…。」
そんなに悲しそうな顔をしないで?
今にでも泣き出しそうなあなた。
我慢しているのが一目でわかる。
そんな悲しそうな顔しないで?
私まで悲しくなるから…。
「わかった。…別れよう?あなたは、夢を追いかけて。あなたなら必ず夢が叶うよ。」
私は、声が掠れないようにそう言った。