Poem

□アマノジャク
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苦しいよ…。
助けて…。


体がやけに熱い。


私は、彼のぬくもりを探すように手近にあったタオルケットを手繰り寄せる。


だけど、彼はいない。


私が、苦しんでる時ぐらいそばに居てよ!


本当は寂しいだけなのに、そんな悪態しか言えない自分に嫌気がさす。
私は、そのままベットに倒れこんだ。


あなたに会いたい。


たった、それだけ。
だけど、簡単のようで簡単じゃない。
私達にとってはとても難しい事。
だから、余計に不安になるんだ。


あなたが、私から離れてしまうんじゃないかって…。


それだけが、私のなかでぐるぐると巻いている。
自然と目から涙が溢れてくる。
そして、私はそのまま瞼を閉じた。


何かが、私の髪をなでている感覚で私は目を覚ます。


それは、あなたの大きな手。
あたたかくて、優しいあなたの手。


私は、その感覚が心地良くてまた瞼を閉じる。
今度は、涙を流さずに眠りについた。
あなたの手に身を任せながら…。


END
 

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