novel2

□太陽と満月
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最低な君へ花束を。


「アンタ…本当にムカつくわ。」

「それは光栄だね。」

床に這いつくばって、見上げる君は悲惨な状態。

痺れて動かないのか、僅かに上半身を動かし片手を僕のズボンにすがりついていると言えば聞こえはいいかな?

でも、実際は握りしめて僕を引き止めてるんだけどね。

憎悪に満ちた瞳が僕を射抜く。

僕は、妖艶な笑みを湛えるだけ。
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