novel2

□僕のお姫様はじゃじゃ馬娘
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体に染み込む冷たい雨は、心までも冷えてしまうかと思った。






厚い雲が覆われたどんよりした天気の中、忙しなく人を掻き分け、彼女の家に向かう。

途中、雨に降られ体中びしょ濡れだ。


ブー、ブー。


と何度かインターホンを鳴らす。

少ししてから、彼女は扉を少し開け、僕を見やるとバンと勢い良く閉めようとした。
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