novel2

□アンバランスな関係
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「ぐぅ…だって、わからないのだ。」

「何が?何が、わからないの?」

僕は、彼女の手首を掴んだまましゃがみ込み視線を合わす。


「こんな感情知らない…わからない。」

ぐしゃっと顔を歪め、ポロポロと大粒の涙を流す。

思わず、ぎゅっと小さな君の体を抱きしめていた。
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