ライヤーゲーム
□Prologue
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「どの子がいいかなぁ」
「2組の浅野さんとかは?」
「うわぁ、お前そこ行くのかよ」
「無理無理無理。彼氏持ちはさすがにゲームとかいうレベルじゃねぇよ」
「じゃあ誰にするのさ」
まずい、と感じたのも一瞬。
ちょっとわくわくしてる自分がいるのも確かで。
てか相手くらい俺に選ばせろっつーの。
「いっそギャル系とか?」
まじか、ちょっと気がひける。
「電波ちゃんもありかも」
……興味はある。
「うーん、じゃあ……」
「あ、いいこと思いついた」
「今から6番目にこの廊下を通った人」
―――さぁ、ゲームを始めようか。
to be continued...