小説
□Turn-2:[二人の魔女]
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-恩恵の世界-
ｴﾘｱｽ｢っと。着いたね｣
ｱｷ｢此処が恩恵の世界？｣
ｱｷは辺りを見渡した、周りには枯れた草木だけだった
ｴﾘｱｽ｢前はもっと自然が豊かな世界だったんだけどね。闇の力で枯れちゃったみたいね…。｣
ｱｷ｢早くこの世界を元に戻してあげたいわ｣
ｴﾘｱｽ｢うん！いこっか、ｱｷちゃん｣
ｱｷ｢えぇ｣
ｴﾘｱｽとｱｷは歩きだした
ｱｷ｢ねぇ、ｴﾘｱｽ｣
ｴﾘｱｽ｢なに？｣
ｱｷ｢ｴﾘｱｽはどうして種族が違うｾﾂﾅやｴｱﾄｽと一緒に住んでるの？｣
ｴﾘｱｽ｢私さ、拾い子らしいのよね｣
ｱｷ｢拾い子？｣
ｴﾘｱｽ｢ｾﾂﾅが生まれる前、ｴｱﾄｽさまが私を拾って育ててくれたのよ。｣
ｱｷ｢そうだったの｣
ｴﾘｱｽ｢例え私が天使族であろうとなかろうと私はあのかたから返しきれない御恩があるの。だから私はｾﾂﾅのお姉さんとしてあの子を守って上げたいのよね。｣
ｱｷ｢けれどあなた、ｾﾂﾅを逆に玩んでない？｣
ｴﾘｱｽ｢あれは〜、……趣味！｣
ｱｷ｢…｣
ｴﾘｱｽとｱｷが話しをしていると闘技場についた