貴方との未来
□4th down
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今あたしは泥門高校の門の前にいる
勿論自ら望んでここにいるわけではない
由佳に頼まれてここにいるのだ――
。゜*.+・+噤磨K。
あたしが家でボーッとしていると
♪〜
由佳から電話がかかってきた
内容がわかっているので出たくない
放置していると着信音が止まった
諦めた
これで行かなくてすむ!
そう思っていると…
♪〜
また由佳から電話がかかってきた
また放置していると鳴りやんだ
この悪戯のようなやり取りが暫く続いた
♪〜
何回目かの着信音
あたしは諦めて電話に出た
『もしもし』
「やっと出たぁ!!
ねぇ今日もつきあっ『嫌』
「Σ早っ!!」
行きたくないあたしは由佳の言葉を遮り言った
しかしこんなことで諦めてくれる筈もなく…
仕方なく了解した
「ありがと〜」なんて言ってたけれどきっとあたしがこう言うことをわかっていたんだろう
渋々着替えてあたしは家を出た
そして今に至る――
集合は門の前
来たいと言った本人はまだこない
時間にルーズなところを直してほしい…
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