Vivid Days
□第5章
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振り向くとアリサとさっき話しかけてきた女たち
女たちの近くには黄瀬の姿もある
どうやら黄瀬と話していた女たちが邪魔で通れないらしい
だからってあんな言い方しなくてもいいと思うんだけど…
「ご、ごめん」
2人はアリサを見て慌ててそこを退いた
椎「真矢ちゃん、おはよー」
真「おはよ
今日は珍しくなっちゃんの方が早かったな」
いつも奈津美よりアリサの方が早く教室に現れる
椎「あー、
今日は雅樹(まさき)先輩いなかったから早かったんだよ〜」
真「マサキって誰?」
『どうせ陸上部の先輩でしょ』
椎「せいかーい
何でわかったの?」
『奈津美の考えはわかりやすいからね』
そう言うと奈津美は納得したようで感心している
真「で、そのマサキが何?」
椎「めっちゃイケメンの2年の先輩なんだけど今日、風邪で休みらしいんだよねぇ」
真「だから何?」
勿体ぶって言う奈津美にアリサはかなり苛々している
あれだけ言ったんだから奈津美が何を言いたいのか解るでしょ…
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