Vivid Days
□第5章
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「蒼井さん」
自分の席に着き、教科書などを片付けていると声をかけられた
声がした方を見るとクラスの中でも目立ってる女2人
嫌な予感しかしないな…
「蒼井さんと黄瀬君ってどんな関係なの?」
やっぱりそんなことか
どんな、って聞かれても困るんですけど…
『ただのクラスメイトです』
「本当?」
なんか奈津美が増えたみたい
まぁ奈津美の方がはっきり言ってくれるから良いけど
『…用件はそれだけですか?』
「え?
まぁ、そうだけど…」
「「「…………」」」
暫く沈黙が続いた後
女たちはこの場を離れていった
何しに来たんだか…
2人が去った後、本を読んでいたら教室がだんだん賑やかになってきた
どうやら部活が終わったらしい
椎「和歌、おはよう」
賑やかになってきたと思ったら奈津美の声が聞こえてきた
『おはよう』
本を閉じ、挨拶を返す
奈津美の額には汗
相当動いてきたんだろうな…
朝から何でそんなに動けるのか私には謎だ
真「邪魔なんだけど」
不意に後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた
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