無名の唄


『オマエが居ない』
只、其れだけなのに
こんなにも哀しいなんて

残酷な真実なんて
キミに見せたくないから
優しい嘘を奏でましょう

非常な世界に生きる僕たちに
あの日の空は蒼すぎた

花も大地もこの身すらも、全て凍て尽くす蒼の中に在りて尚
唇が紡ぎたる旋律よ
この眼窩に映す遥かなる蒼穹へと遠く響け

世界は僕が想うよりもずっと鮮やかで
只僕は其の事を気付くのが嫌で、認めたくなくて
ずっと逃げてたんだ。
其の事に気付いた時、僕は
「壊してやるよ、何もかも」


[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ