Novel

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「・・・ナミ・・・」

漆黒の瞳に見つめられただけで、
私は金縛りになったかのように動けなくなる。


「・・・好きだ」

「ん・・・」


ルフィの優しい口づけは、しだいに深くなり、私の思考を麻痺させていく。

舌が絡められると、ぞくり、と身体が震えた。

激しいキスは、息をつくひまもないほど。


「・・・はっ」

「はぁっ、はぁ・・・」


ようやく離された唇は、どちらのものともわからない唾液でつやめいていた。


ぼうっとルフィを見つめていると、彼はふい、と顔を伏せた。

そして、低い声で言った。


「・・・ナミ、ごめん」

「・・・?なんで、謝るの?」


「おれ・・・お前のこと好きすぎて、このままじゃお前をぶっこわしちまいそうだ」


そうつぶやくルフィの表情は、苦しみに満ちていた。

そんな顔は見たくないのに。

「お前のこと・・・すっげェ大事にしたいのに。おれが守りたいのに・・・」

「ルフィ・・・」

「おれが、お前を壊しちまいそうだ」


ずるい。

私は、あんたになら壊されてもかまわないのに。


「・・・そばに、いて」

私はそう言って、ルフィを抱きしめた。

「ルフィになら、なにをされてもかまわない。ルフィが大好きだから・・・ルフィの全てを受け入れたいから」

「ナミ・・・」

「だから・・・お願い。なにがあっても、私を好きでいて」

「そんなもん!あったりまえじゃねェか!!」

ルフィの力強い腕が、私の背中にまわる。


「ごめん、ナミ。おれ、お前のこと世界一幸せにするからな!!」


世界一なんて、もうとっくになってる。

ルフィのいない世界に、私の幸せはないんだから。


「うん・・・私は、ルフィ以外じゃだめだから」


だから、ずっとずっとそばにいて。

この世に生れ落ちた日に離れ離れだったのだから、もう絶対に離れたくない。

いっしょに笑って、いっしょに泣いて。

いずれ迎える、最期の一秒まで―――――



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

拍手お礼SSS第二弾です。

書いたの自分なんですが本当に意味がよくわからな(殴

リアルにも書いたのですが、
ルフィは自分の気持ちが思ったよりも大きくて、そんな自分自身に戸惑ってしまってる。
でももちろん、ナミさんも同じくらい船長が大好き。


ルナミは2人でひとつ、という感じで書きました!

……解説なしでも分かりやすく書きたいものです………
文才ほしいorz

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