幻想魔伝最遊記夢小説

□第2話
1ページ/2ページ



『……(うるさい)』



ジープの後部座席に座る名無しさんの両隣に悟空と悟浄がカードゲームをしている。



悟空
「てめぇ!今カードすり替えたろ!」


悟浄
「あ?目の錯覚じゃねぇの?」


悟空
「じゃあ今捨てたカード見せてみろよ!」


悟浄
「やだね」


悟空
「このエロガッパ!」


三蔵
「おりてやれ!」


八戒
「すいませんね…名無しさんさん、うるさくて…」


『……』



何を話しかけられても無反応の名無しさん。



八戒
(はは……警戒心丸出し……ですね)


悟空
「あ!」


悟浄
「バカ!」



二人が暴れたせいでバランスを崩ずし、ジープごと川に落ちる。



「「どわあぁあ!」」


悟空
「ぷはぁっ!」


悟浄
「つめて!!」


『……(ありえない)』



眉間に皺を寄せて、張り付く服に嫌悪感を示す名無しさん。



悟浄
「おいっ!てめぇのせいだぞ!バカザル!」


悟空
「なんでだよ!元々は悟浄が……」



三蔵はまだ言い合いを続ける二人に近づくと頭をつかみ川に沈める。


三蔵
「死ね!このまま死ね!」



3人のやり取りを笑う女性。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ