NOVEL(VARIA)

□甘いものは
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ミーには好きな奴がいるんです〜でも、そいつちょ〜がつく鈍感なんですよ↓もうそろそろカエルの緒も切れちゃいます







「右から4番目がフランでしょ!!?」

今日も朝から2人で遊んでいた

「なんで分かるんですか〜ミーの幻術はベル先輩でも分からないのに」

蜜柑は少し笑うとこう言った

「はっ!!わたしに勝つなんて出来る訳ないもんね!!」

フランはプクっとほっぺを膨らませると

「ミーのこと、何で見つけられたんですか〜??」と聞いた

すると、それまでの態度とは一変して蜜柑の顔はみるみる赤くなっていった

「なっ・・・!!そんなこと、どうでもいいじゃん!!」

「なんでですかぁ〜?ミーに隠し事何て許せないですぅ〜」

蜜柑はいてもたってもいられなくなり足元にあったボールをフランに投げた

「いやだって言ってるじゃん!」ドスッ

「痛いですよー。ミーの顔を傷つけないで下さいねー」

「もぉー!うるっさいな〜!!」

「フランー!蜜柑ちゃん!おかしの時間ですよー!!!」

骸お母さんが家の中から2人を呼んでいる

「うるさいよねーフランのお母さんって」

「本当ですよー少しは近所迷惑も考えてほしいですし〜」

そう言いながら、2人ともバタバタと家の中に入った。部屋に行くと、甘ったるい匂いが広がっていた・・・




「今日はチョコマフィン・キャラメルマフィン・ストロベリーマフィン・ですよ。おすすめはパイナップルマフィンですよ。クフフ・・・」

「うわぁ・・出たぁ――・・。フラン家行くと必ず手作りお菓子が出るよね!!しかもめっちゃ甘いの!!」

―・・実は、蜜柑は甘い物が苦手だ

「食べみゃすぅー??(もぐもぐ)蜜柑も」

そう言って、キャラメルマフィンを差し出してきた

「あ・・ありがと」

『手には取ってみたけど・・食べたくないし!!ってか、フランの奴わたしが甘いの苦手って知ってるくせに!!』

チラッー・・骸を見てるみる・・・

こっちを見て微笑んでいる

『骸お母さんこっち見てるしー』

パクッ

蜜柑は一口で食べた。キャラメルの甘さが口に広がって――・・

『うっ・・やばい・・・。。吐きそう』

「どうですか?おいしいですか?」

「うん。おいしいです・・・」

少し泣き目になりながらそう答えた

「では、フラン。少し出かけてきますね。」

骸はどこかに行った

この家にはフラン・蜜柑の2人しかいない









「・・・・・・・・・・・・」

〜もぐ・もぐ・もぐ・もぐ〜

長い事沈黙している







「「ねぇー」」

2人とも同時に口を開けた

『うわっ出た。。よくあるパターン』




「「・・・・・・」」




「ねぇー・・蜜柑もパイナップルマフィン食べて下さ〜い」

フランは何事もなかったかのように、またマフィンを蜜柑に差し出した

『うわっ・・1番食べたくないし』

「ほらっ!おいしいですよ」

フランは一口でパクッと食べた

「・・うん、分かったけ――!!?」

蜜柑の口にはフランが強引に入れたマフィンが押し込まれた

「ん゛〜!!やっぱたへー!!!」

口が塞がって変な言葉だ

「蜜柑、大丈夫ですかー??」

一方のフランはのん気に見ている

「もぅ・・・ムリ――!!!」

ガタガタガタッ・・・バタンッ

蜜柑は、洗面所駆け込んだ








やっぱり蜜柑はまだまだですぅーこれくらいの甘さをイヤがってますし〜まだミーとのキスは甘すぎてダメですね〜♪♪




ーきっと、、とろけてしまいますしー









【完】


次nおまけ&あとがき



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