千南
□公式
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ちょうど千石が来た。
「おい、千石」
「ん?どうしたのー?はっ!まさかキスしてほしいの?!大歓迎だよ、南!!」
「バカ言え。これどういうことだよ」
俺はそう言いながら、落書きのしてあったページを開いて千石に見せた。
「あぁー!これね!!意味わかった?!」
「わかんなかったから聞いているんだよ!」
「これね!俺と南の名字を数字にしてあるんだよ」
そう言った千石はニヤリと笑っていた。
「は?」
「んふ。あのね!俺は千石だから1059[センゴク]で南は373[ミナミ]なの!!」
ルドルフの観月みたいな笑い方をした千石は意気揚々と教えてきた。
どうやら、俺たちの名前を数字に変換したらしい。
「…それはわかったけど、イコールゼロってどういうことだ?」
「違うんだなぁ、これが!イコールゼロじゃなくてイコールラブなの!!」
…ラブ?!
千石×南=ラブ?
……ッ!!////
「あはは!わかった?」
「お前は…あほじゃないか?!///」
「しょうがないじゃん。南が好きなんだから」
「…俺も……好き…だ」
「いやーん。キヨ嬉しーい!」
「うるさい!///部活するぞ!!」
「はいはーい」
END.