千南
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もうすでに南がいた。
多分気づいただろうなぁ。
実は南の教科書に『1059×373=0』って落書きしといたんだ!
「おい、千石」
「ん?どうしたのー?はっ!まさかキスしてほしいの?!大歓迎だよ、南!!」
わかっていながらバカなこと言う俺。
「バカ言え。これどういうことだよ」
南はそう言いながら、俺が書いた落書きのしてあるページを開いて俺に見せてきた。
「あぁー!これね!!意味わかった?!」
「わかんなかったから聞いているんだよ!」
「これね!俺と南の名字を数字にしてあるんだよ」
そう言う俺はニヤリと笑っていたとおもう。
「は?」
「んふ。あのね!俺は千石だから1059[ｾﾝｺﾞｸ]で南は373[ﾐﾅﾐ]なの!!」
笑い方おかしくなったけど気にしない!!
「…それはわかったけど、イコールゼロってどういうことだ?」
「違うんだなぁ、これが!イコールゼロじゃなくてイコールラブなの!」
千石×南＝ラブってこと。
南もわかったようで顔が真っ赤だ。
「あはは!わかった?」
「お前は…あほじゃないか?!///」
「しょうがないじゃん。南が好きなんだから」
「…俺も……好き…だ」
「いやーん!キヨ嬉しい!!」
「うるさい!///部室するぞ!!」
「はいはーい」
ＥＮＤ．
→あとがき・おまけ