真田受け
□真田誕記念
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「なぁ、弦一郎」
「何だ?」
「たまに思うんだが。俺達二人以外誰もいない。二人だけの世界に行きたいと」
「…そうだな。蓮二と二人だけで居たい。俺には蓮二とテニスがあればいい」
「弦一郎…」
「しかし…、それは無理がある」
「そうだな」
確かに蓮二が居れば、蓮二と二人だけの世界になればいいと思うことも多々あるが、しかしよく考えるとそれではいけないと思う。
「俺達は二人だけでは生きていけないからな。家族が居て、赤也や幸村、テニス部の面々が居て。そして弦一郎がいなければ生きて行けない」
「無論俺もそうだ。皆が居て蓮二がいなければ生きている意味がない」
「あぁ………。しかし、そうだな。俺達が大人になり、それでもまだお互いが好きだったら、それなら何処か二人で行こうか」
「そうだな。俺がお前を嫌いになることはありえないからな」
「俺もだ」
「なら、数年後を楽しみにしることにしようか」
「そうだな」
END.
真田誕生日おめでとう\(^O^)/