BL小説

□とりっくおあおとりーと
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「いやなんで、んまい棒ぉぉぉぉぉぉ!!!!」


思わず叫ぶ。


「いやズラがくれた」

「今度は桂かい!!」

「あ〜…カボチャプリン味とかもあるぞ」

「味の問題じゃなくて…」


なんで、あいつら俺の邪魔を……


「銀八…まだまだあるぞ」

「はい?」


そう言って高杉は廊下にしゃがみ込むと、かばんをひっくり返した…


「これが土方くん。こっちが沖田。でゴリさんに志村姉、志村弟…
あとぉ辰馬とか万斎とか…」


高杉はひとつひとつお菓子を指指しながら、教えてくれた。

つーか…辰馬の野郎まで……教師のくせに抜け駆けですかぁ?

「あとそれから、コイツはまた子がくれた」


最後に取り出したのは、人一倍大きな袋…
中には………


「魔女のマントに、帽子?」

「あぁ…これつけてれば、自然とみんなから菓子が今日限定でもらえるとかで…
ちなみに銀八の前では着けるなって。襲われるから」


「………〜〜〜あ〜い〜つ〜ら〜!!!!」

そこまで完全にバレていたことに腹が立った。

ワナワナと拳を震わせていると高杉が、お菓子をかばんに戻していた。

明らかに帰る雰囲気…


しかし俺はまだなにもしていない!!

もうこうなったら、直接言うしか!!!


「高杉!!!
お菓子はいらない!!だから変わりに悪戯させろぉぉぉ!!!」


「なんだよそれ!!」



そのまま銀八先生は高杉くんを家までお持ち帰りしましたとさ…
ちゃんちゃん……





なんだこれ………




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