BL小説

□ネコの耳?
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そんなことを話してるうちに1時間がたっていた……

「……なんか、眠くなってきた……」


はぁわ〜と大きな欠伸をする

「え、さっき起きたばかりじゃん……ネコだから?」

「もうだめ……」

ポテっと布団に横たわり
スゥスゥと規則正しい寝息をたてはじめる…


「早っ!!やっぱネコ化してる!!?恐るべしネコ耳……なんか見てたらこっちまで眠くなってきた……」

そう言うと、隣に寝ころび眠りについた…

─────
──

銀時は夢をみた…

黒猫と一緒に遊んだり昼寝をしたり…

「晋ちゃん」と呼ぶとニャーと鳴きながら銀時に擦りよってくる猫…

首のあたりを擽るとゴロゴロと喉を鳴らし、深い翡翠の目を細める

──────
────

「晋ちゃん…可愛い……
んぅ……はっ!?」

目を覚まして起き上がる……

「ゆ、夢……あ、え、晋ちゃん!!!?」


気がつくと日が暮れはじめていた

横を見ると相変わらず規則正しい寝息をたてて、寝てる

変わったことといえば

「あ!?耳がない!!」

頭から生えていたはずのネコ耳がなくなっていた……


「晋ちゃん、晋ちゃん起きて!!!」

ユッサユッサと体を揺すり起こす

「……気持ち…悪…い…」
「耳!!!耳が無くなってるよ!!!」


「マジか!!!!?」

カッと目を覚まし、頭を触る……

「………ない…尻尾も……」

途端にぱぁと顔が明るくなる

「よかったね晋ちゃん!!(少し勿体無いが……)」

「おぉ!!これで外に行ける!!!」

「ん!じゃぁ、散歩で「腹減った…」はぁ??」


そう言うとそそくさと出ていってった……


「夢の中の猫晋ちゃんは可愛かったよ…………」


一人残された部屋で銀時がポツリと呟いた……




→あとがき

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