BL小説

□同居
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眩しい朝日が窓から入り込む…

朝日と夕日がもろに入るといううちのアパート…
2DKの月7万。まぁ都会にしては安いのか?


周りからは無職と思われがちだが、一応公務員で高校で教師をしている…


むぅ……と朝日から逃れようと寝返りをうつと柔らかい何かに触れた。

「……………!?」


何かと思い起き上がる。


そこにはスゥスゥと規則正しい寝息を立てる一人の男…まぁ少年か?


「………あぁそうか、昨日……てかコイツ、ベットで寝てなかったか……?」


そう俺は昨日、仕事から帰ってくる途中で大きな拾い物をしてしまったのだ。

────同居


「おい。起きろ朝だぞ。」


とりあえず起きるように声を掛けた。

するとソイツは嫌そうに、もぞもぞと俺の布団に潜りはじめた。

「………っんだよ?」


「んだよ?じゃねぇよ…朝っつてんの。起きろ。」


がばっと布団を剥がす。

「ふぁ〜……あれ、俺ベットで寝てなかったか?」

大きく欠伸をしながら、俺に聞いてくる…



「知らねぇよ。お前が寝相悪いから落ちたんじゃねぇの?それとも俺を襲う気バフッッ!!」


俺の顔面に枕が飛んでくる

「調子に乗るなクソ教師が…」


「おまっ、担任に向かって何してんの…ッ〜」


鼻の辺りを擦りながら文句を言う…

そうコイツは俺のクラスの生徒。

名前は高杉晋助。

昨日珍しく学校に来たと思ったら、帰り際に「行くとこないから泊めろ」と言われ渋々泊めてやることにした…





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