BL小説

□ネコの耳?
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目が覚めると体に違和感を感じた……


ふと、部屋の鏡を見てみると…………


「なっ!?なんだこれぇぇ!!」


───ネコの耳?──

「晋ちゃぁん、起きた〜?遊ぼぉ〜」

障子の向こうで、銀時の声がする…

「ねぇ、晋ちゃん…無視?てか、まだ寝てるの?

入っていい?」


「………!!ま、待て銀時!!今は!!!………」

入るなと言おうとしたが、遅かった

「なんだ、起きてんじゃ………ん??

……晋ちゃん何それ??」

銀時はわなわなと震えだした

「なんでネコ耳が生えてんのぉぉぉ!!!!」

そう言うが早いかいきなり抱きついてきた


「俺が知るかぁぁぁ!!!ていうか離れろ!!!!」


とりあえず、銀時を剥がした

そう、気づいたらネコ耳と尻尾が生えていたのだ…


「で、なんでネコ耳??」

向かいに座った銀時が興味津々で聞いてくる

「(目が輝いてる………)
……目が覚めたらこうなってんだよ…」

はぁと溜め息を漏らす


「ふ〜ん……
ところでさ、さっきからすんげぇ触りたいんだけど……触っていい??」



耳に手を伸ばして触りだす…

「……んっ……」

ビクッと体を硬直させる

「き、気持ちいい……
てか、可愛い……」


ふにふにと耳を触る

「は、離せ……」

体が異様にむず痒い……


「ヤベッ、マジで可愛いんだけど……ねぇ尻尾も触っていい?」

尻尾に手を伸ばそうとした瞬間、銀時の顔にストレートパンチがヒットした……
「いい加減にしろよ…天パ…」


「酷い……
にしてもホントに似合ってるねそれ…」

髪と同じような色の耳と尻尾だが、先端だけが白くなっていた…

「そんなこたぁどうでもいいんだよ…

俺が聞きてぇのはこれが戻るかだ…」

「さぁ、それは俺にもわからん……
まぁ、別にこのままでもよくない??
可愛いもん…」

またニヤケだす銀時…

「俺がよくねぇんだよ、こんなもの……もう外に出れねぇ……」


「そんときは、俺が貰ってやるよ。」


「そういう問題じゃねぇよ……」




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