薄桜鬼短編夢
□セクシー過ぎるオレは暴走機関車と同じだな 改 セクシー過ぎるオレは恋の暴走機関車と同じだな
2ページ/8ページ
まだ中身の入ったペットボトルで俺の頭をたたく左之。こいつは原田左之助、ダチの一号だ。高校の頃からの付き合いで・・・いやこいつとはなんだか生まれる前からのダチの気分だ。
「なぁ、新八っつあんどうしたんだよ?最近溜め息ばっかりじゃん」
この前髪がとれそうな奴は藤堂平助。こいつとも高校の頃からの付き合いだな。左之と同じくダチで・・・いや弟分だ。昔からこうしてよく三人でつるんでる。何をするにも一緒で、頼りになる奴らだ。
「・・・うるせえ。俺だってしたくてしてるわけじゃないんだよ」
俺がそう言うと2人はきょとんとした顔をして俺を見る。なんなんだこいつら。
「なんか・・・新八っつあんらしくねーなー。いつもだったらこの時間『腹減った、飯!!』とか言いながらさっさと街のほう行っちまうのに」
「あぁ。・・・本当新八、お前何悩んでんだ?」
こいつら俺のこと何だと思ってやがるんだ。まるで人のこと豚かなんかの動物みたいに扱いやがって。しかし平助はともかく左之なら俺の悩みを解決してくれそうな気がする。だからちょっと我慢だ。