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「今からは躾の時間だ」



何の事か分からず返答できない留三郎。



「何、さっきのように苦しいものではない。ああ…お前次第で苦しくもなるかな」



続けて発せられた言葉に先程の苦痛を思い出し漸く反論する留三郎。



「ちょっ…!い、言われた通りにしただろっ!?これ以上っ…も、や…いやっ、だ!!長次っ…離せっ…!離っ…ふゃあッ!?」


長次の手の中、身を捩って逃げようとする留三郎だったが、長次に首筋から耳の裏まで舐め上げられると体中に得も言われぬ快感が走り、力が抜ける。
張型の件で少し忘れていた否、忘れたかった体の疼きが今の行為で呼び起こされ、止めようのない快感に身を震わせる。



「んあッ…ふ、くぅッ!んくッ…」

「腰が揺れてるぞ〜留三郎」

「かなり我慢させてるしね。イキたい?留三郎」



小平太の指摘に顔を真っ赤にさせる留三郎だったが、それでも腰が揺れてしまう。
情けなさと恥ずかしさでまたも涙が頬を伝う。
そこへ伊作のこの言葉。
たまらず頼み込む。



「イ、キ…たいっ!も…早、くっ!ゔぅっ…さ、撮影中っに、変な…態度しないっ…から…ヒクッ!」



よほど辛いのだろう。
しゃくりあげて泣き、懇願するその姿は普段の留三郎ならばまずありえない。



「そんなに泣いて…かわいそうに…」



そう言って留三郎の涙を拭う仙蔵。
その顔は我が子を慈しむ母親のように優しげで、しかしいっぱいいっぱいな留三郎以外の誰もが…

((((嘘吐け!))))

と、笑顔の下の腹黒さに心の中で突っ込んだ。



「イキたいんならせいぜい頑張るんだな」

「やっ…!なん、で…また…!」



留三郎を笑顔で眺める仙蔵の横から文次郎が割って入り、取ってもらえた目隠しをまた付けられた。



「躾だよ留三郎」

「だからっ…何だよそれっ!?」



目隠し越しに伊作の声が言う。



「留三郎さ、さっき雑渡さんと与四郎を僕らだと思ってたでしょ?」

「それは…だって…」

「いつもあんなによくしてあげてるのに…それなのに留三郎ってば気づかないんだもん」

「あ、あんな事する奴らなんてお前らぐらいしか思いつかねぇだろ普通っ!」



どうやら五人は曲者二人と間違えられた事が気に入らないらしい。
しかしそんな事を言われてもあの状況の留三郎にはどうしようもなかったのだが…そんな事はどうでもいいようで…



「私達は傷ついたんだぞ、留三郎」

「ひゃあっ!?こ、こへっ…!?やめっ…」



小平太の声がしたかと思うと戒められている陰茎をペろりと舐め上げられた。
一舐めでは終わらずぺろぺろと。



「んぁッ、あッ!…やめっ、やだっああああッ!!!」



イキたいのにイケない。



「ぃあッ!こ、へっ…こへっ!やぁッゆるしっ…イぁあッ!!」



亀頭を吸われ全身に痺れが走るがやはりイケない。
すると陰茎への刺激が止み、留三郎の陰茎を舐めあげていた人物が口を開く。



「小平太じゃない。俺だ」



それは文次郎の声だった。



「んッ、はぁッ…もんじ、ろ…?」



昂らされた体で粗く呼吸する留三郎。
自分の陰茎を舐めていたのが小平太ではなく文次郎であったのだが、留三郎にはその真意がわからない。



「まーた間違えたな留三郎」



と、今度は小平太。
留三郎の汗ばんだ髪を梳きながら可笑しそうに笑う。



「やっぱり一から躾直さないとね」

「こうもわからんものとはな…」

「だからっ…何だってんだよ…!頼むから…これっ…外してくれ、よっ…!」



自分を無視してやり取りされる会話。
皆が何を言わんとしているのかわからないもどかしさと、今から何をされるのかという恐怖を感じていたが、それより何より今の状況をなんとかしてほしかった。
ただただイキたかった。



「なら学習して当てるんだな」

「な、にを…?」



話がまとまったのか留三郎に話しかけてきた文次郎。
怖々聞き返せば伊作が教えてくれた。



「今から皆で君に口淫してあげる。誰がしてるか全員当てられたら…」

「ヒャっ…ぁン!」



言いながら紐の食い込んだ陰茎を弾かれ、悲鳴が上がる。



「これ、外してあげるからね」

「ンなっ…!!」



こうして躾が始まった。










* * * * *

また続いてしまった…(´∀`V)
次で絶対終わります…!


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