Novel(倉庫)
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※「無自覚の子羊」の続編です。
曲者二人が去った後の古倉庫。
耳をすまして聞こえるは、声。
「ぅあッ、ひっ、アッ…ゃああッ!」
「気持ちいいねー留三郎」
「これで遊ぶの飽きたなぁ…早く留三郎に突っ込みたい!」
先程からずっと伊作と小平太に張型を出し入れされ続けている留三郎。
限界はとっくに越えていたが戒められた陰茎から欲を吐き出す事が出来ず、体内を巡る熱にひっきりなしに喘ぐ事しかできない。
「やっ…ぅあ゙ッ!も、もうっ…そ、れ゙っ…抜いっ、て!!ヒッ…ゃうッ!」
息も絶え絶えに懇願する留三郎に漸く救いの手が差し延べられた。
「ほらお前ら、遊んでる場合じゃねぇぞ」
「…止めてやれ」
「あ、そうだった…!」
文次郎と長次の言葉によりやっと張型の動きが止められた。
留三郎がこれで抜いてもらえる…と安堵したのもつかの間、抜くどころか今まで抜けかけていた分をグッと押し入れられた。
「ぅぐッ!?な、なん…で?」
奥の奥までしっかりと挿れられ、圧迫感に身悶えながら問えば…
「仕置きに決まってんだろが」
会えば喧嘩ばかりの男がそう言う。
「今…までっ、ずっと…こっんな…事、してたっ…だろっ…!」
憎たらしい喧嘩相手を前に強気でいたいのに、快楽に侵された体ではそうはいかない。
上気した頬、散々泣いて潤みきった目、情けなくハの字に垂れた眉、口の端からは拭う事のできない涎が溢れてきている。
そんな状況で凄んでみせても鼻で笑われるだけだった。
しかし、長く続けられた責め、何度も達して気怠い体、しかし薬のおかげで今なお火照り続け欲を吐き出したいと訴える自身に留三郎の心は…折れた。
「ん…く、ぅっ!わ、悪かったっ…て!お前っら、が…そ、そんっな風にっ…思っ…てた、なん…て、知らっ…な、かっ…たん、だ…。だか、ら…だからっ…」
涙ながらに訴える留三郎に綺麗な…綺麗な男が口を開く。
「何を言っている?留三郎」
これには思わずキョトンとしてしまう留三郎。
「何って…お、お前らがっ!」
「ああ、ここに閉じ込めた時はそうだったかも知らんが…」
美しく長い黒髪を揺らしながら留三郎に近付いて来た仙蔵。
先程伊作がいた位置まで来ると、徐に乳首をつまみ上げた。
「ヒャあッ!!?い、い゙だっい…仙ぞぉっ!」
「奴らと…楽しんでいたんだろう?」
「!ち、違っ…」
仙蔵の言わんとしている事を察した留三郎。
直ぐさま否定をするが…
「何が違うものか」
不快感をあらわにした声、どうやら許してはくれなさそうだ。
「口吸いをされ…」
「んぅっ…」
「至るところに手を這わされ…」
「ぅあッ…ひッんぁッ…!」
「ここも弄られ…」
「ゃあッ!いだッいぃっ…!」
「そしてここを咥えられ、舐められ、吸われて…イッたのだろう?」
「やっあああああッ!!」
唇、耳、首筋、鎖骨…と手を這わせ乳首を摘み、脇腹、臍へと下りて行き、最後に戒められてなおそそり立つ陰茎をピンッと弾かれた。
思いきり吐き出したいのにそれが出来ず、見開いた目からは涙が零れ口は魚のようにぱくぱくと開閉し体を小刻みに震わせる留三郎であった。
「まったく…我々と奴らの違いにも気づかないとは…」
「いっもヨくしてやってるのになっ!」
「失礼な話だよね」
「…残念だ」
「躾直しだな」
その五人の言葉が留三郎に届いていたかどうかは定かではないが、留三郎にとって悪夢のような長い夜が始まった。
「ん゙ッ…ぅゔ〜!んはぁッ!は…あッ…や、やっぱ…無、理ぃ…」
「では仕方ないな…こちらにするか」
「っ!やだっ…!それ…は、それだけはっ…!!」
現在の状況。
留三郎は腕は後ろ手に縛られ、胡座をかいた長次に抱えられ足を思いきり開いた状態で秘部を皆に晒している。
「ほらほら頑張って!ちょっと出て来たじゃない」
「ゔぅっ…伊作ぅ…も…許し、て…」
ポロポロと涙を零しながら上目遣いで伊作に懇願する留三郎。
「…!やばいよ留三郎っ…!それ反則っ…許してあげたくなっちゃうじゃんっ…!!」
普段からは想像出来ないあまりにしおらしくかわいらしい様子にときめく伊作であったが…
「こら伊作、それじゃ躾になんねぇだろが」
眉間にシワを寄せた文次郎がすかさず釘を打つ。
留三郎が伊作にだけ助けを求めたのが面白くなかったのか、見れば他の四人も不穏な空気を醸している。
「わかってるよっ…!ごめんね、留三郎…。甘えてくれるのは嬉しいんだけど、僕、留三郎が泣いて乱れて嫌なのにヨがる姿が見たいから…頑張って!」
「そんっ、なぁ………うっ…ヒック!ぅゔ〜…!」
いつもはそんなに無理強いして来ない伊作にさらっと残酷な本音を暴露され、絶望に声を上げて泣き出した留三郎。
「あーあ、留三郎泣いちゃったー」
「…伊作のせいで…」
「えぇ〜?僕だけのせいじゃないよっ…!」
長次からの名指しにムッとする伊作であったが…
((((どの口が…))))
と他の四人が思ったのは言うまでもない。
「…おら、いつまで泣いてんだ」
「…ヒック…う、るっせぇ…グスっ」
俯いていた留三郎の顔を髪を掴んで上げさせる文次郎。
が、予想以上に泣いていた留三郎。
男なら誰もが加護欲を掻き立てられるその様子に、不覚にも一瞬動きを止められた。
「もんじー、伊作の事言えないぞー」
小平太の言葉にはっと我に返る文次郎だったが一足遅かった。
「柄にもなく頬を染めるな。気色悪い」
と、ドSなクラスメイトに毒づかれた。
「っ…!!!」
「あっはっはっ!気色悪いだって!」
「うるせぇ小平太っ!」
目の前で繰り広げられている騒がしいやりとりを最早しっかり認識できていない留三郎。
顔は上げられているが目は下を向き意識は全身の…特に下半身の疼きに向けられていた。
そこへ…
「さて…これ以上のらりくらりとやっていてもしょうがない。伊作、アレの準備を…」
仙蔵のその言葉に意識を覚醒させ…
「やっ…!それはっ…本当に、やめ、て…くれっ!頼…む、からっ…!!」
必死に懇願する留三郎。
「そんな事言って留三郎、さっきから全然やる気無いじゃないか」
「そ、れはっ…」
「てめぇがこっちがいいって言うから待ってやってんだろが、さっさとやれ」
「っ…!でも…やっぱ…こん、な…」
「往生際が悪いぞ留三郎。いつまでたっても張型が出せないようならすぐに浣腸に変えてやる」
「ヒッ…!いやっ…だ…ちゃんとやるっ…から、それは…やめっ…ヒック!」
そう、留三郎は後孔に埋められた張型を自力で出そうとしていたのだ。
否、出せと命令されていた。
それが出来ないなら浣腸プレイだと脅されて…。
が、そんな事をするのはもちろん初めてであったし、深く突き刺さった太めの張型はなかなか出てくれず、音を上げようものならすぐさま浣腸という恐ろしい罰が待っているため、焦りと恐怖でどうもならなくなっていた留三郎だった。
「…留三郎、落ち着け」
そんな時、留三郎を抱えていた長次が優しく耳元に声をかけた。
「ヒック、ヒック…!ち、長次っ…浣腸、やだぁっ…ンック…」
極限状態にかけられた優しく落ち着きのある長次の声。
自分ではどうしようもないこの状況、縋るように首を回し長次の胸に顔を擦り付け泣きじゃくる。
「…なら頑張れ」
しかし返ってきた言葉は優しげなものの、内容は存外酷かった。
「ヒック………ゔ…ゔぅっ…!」
さらに泣き出した留三郎に長次は殊更優しく、しかしあくまで仕置きであるため、行為を促す態度を頑として譲る事はなかった。
「…落ち着いて、息を吸え。そして、吐きながら下腹に力を入れるんだ」
「で、でもっ…ヒック…ウック…止まらっ…な…ヒック、ぅゔ〜…」
「…大丈夫だ。お前がちゃんとやるならみんな待ってくれる」
長次にそう言われては皆口出ししようがない。
正直、泣き顔は加護欲と共に嗜虐心も煽っていたため、もっともっと酷くしてやりたいという心があったのだが…
(…これ以上やったら留三郎に本気で嫌われるぞ)
という長次の睨みにより…
((((まあ、今日のところは…))))
と、四人も諦めたのだった。
「や…る。…ック!うぅっ…」
「…いい子だ」
そう言うと顎で留三郎の頭をポンポンとしてやる長次。
それに安心したのか少しすると留三郎の呼吸は落ち着いてきた。
「じゃ、留三郎。息吸ってー」
「………ーッ」
落ち着いたのを見計らい先程の行為が再開される。
留三郎を追い込まないように出来るだけ優しく。
観念した留三郎も伊作のかけ声に従い息を吸う。
「はーい、吸ったら下腹に力を入れて張型を押し出すようにナカを収縮させるんだよ。息を吐きながらね」
「ふぅぅ゙ー!ん゙ッんぅ゙ーッ!」
「吐いたらまた息吸ってー」
女性ではない留三郎に分娩を模したこのプレイ。
顔を真っ赤にして気張る留三郎に、仕置きを課している皆も気分が高揚してくる。
すると…
「おぉ!大分出てきたぞ。しっかし…アソコが張型にあんなにへばり付いちゃって、えっろいなぁ〜」
「出しながら感じてんじゃねぇよ、変態。にしてもおっせぇな…本当はずっとソレ入れときたいんじゃねえのか?」
「ふふ…いい眺めだ、よく似合っているぞ留三郎。こんな事をして感じて…背徳感と羞恥に苛まれたその表情…最高だ」
「もーみんな、留三郎いじめないでよ!また泣いちゃうじゃないかっ……でも、留三郎かわいい…また奥まで突っ込んでもっと泣かせたくなっちゃうよっ…!」
全員が全員Sっ気たっぷりなのでどうしてもこうなるわけである。
長次もその気が無い訳ではないのだが回りが酷くて留三郎が気の毒になって抑えに回る事が多い。
さて、皆の言葉で更なる羞恥を受けまた泣きそうになる留三郎。
「う…くっ…」
「…伊作、黙ってろ。皆もだ。頑張れ留三郎。もう少しだ…」
しかし長次に励まされ唇をキュッと結んでまた下半身に力を込めていく。
「っぐ…ん゙ん゙ーッ!ハァッハッ…!ん゙ゔーッ!!」
「あっ!出てる出てるっ。もう一息だよ留三郎っ!」
「おぉ本当だ。もうすぐ生まれるぞっ!私の子供も産んでくれ!」
「アホかっ!産むとしたら俺の子供に決まってる」
「アホは貴様だ。留三郎は私の子以外孕まん!」
「…俺のだ」
「みんな無茶苦茶言って…。…いや…?そうか!そうすればっ!留三郎っ、子沢山な家庭を築こうねー」
伊作の意味深な発言はさておき、苦痛と快感から逃れたいが為に留三郎は一心不乱に頑張った。
そして…
「ぅん゙ーッ…ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ーッ!!!…ふぁっ、ハァッ…!」
「おめでとー!」
「やったな留三郎っ!」
「おせぇんだよ、ったく」
「…頑張ったな」
これ以上ないというくらいに頬を紅くして肩で息をする留三郎。
体中汗まみれで顔や首筋に張り付いた髪がとても扇情的である。
その様子に皆がごくりと喉を上下させる。
「はぁッ…はぁッ…ちゃん、と…した、ぞ…」
息も絶え絶えに声を発する留三郎。
「した…からっ、これ取っ…」
「そうだな、よくやった」
言われた事をしたのだから早く解放して欲しいと訴えようとしたが、仙蔵によって遮られた。
「ああ…だか、ら…」
「仕置きはこのくらいにしておいてやろう」
「…?」
留三郎には仙蔵が何を言おうとしているのか理解出来なかった。
だから…次の仙蔵の言葉に驚愕し青ざめる事になるのであった。
→
続く
* * * * *
智也様、お待たせ致しました!
5000Hitキリリク「18期最終回の舞台裏」の続き。
始めさせて頂きました。
ただ、初体験なのに…との事でしたが、私の中でこの留三郎は処女ではなく、不本意に六年とセフレ…みたいな設定でしたので初体験という標記は出て来ないかと思います。
私の文章力不足で申し訳ありません…orz
それではもう少し続くかと思いますがお付き合いお願い致します(^^)