猫被り王子様!?

□俺がコーチ!?
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俺と太郎の言い合いを聞き、爆笑してるスミレちゃん。

そんな…腹抱えて笑わなくてもよくね?

『スミ…竜崎先生、大丈夫ですか?』

竜崎「ックック…本っ当に変わってないねぇ。
私としても翼にコーチしてもらった方が嬉しいんだがねぇ」

嬉しいなんて言ってもらえると、なんだか断るのも悪い気がするけど…嫌なモンはヤだね!

『はぁ…。ですから、』

竜崎「アンタの言いたいことは分かってるよ。
その格好じゃテニスはしたくないって言うんだろ?」

鋭いね、相変わらず。

『ええ、そうですよ?』

竜崎「それから、私の事は普段と同じように呼びな」

『…何故です?』

竜崎「お前に竜崎先生なんて似合わない」

やっぱ最高だわ、スミレちゃん。

家の叔母がこんなんだったらいいなぁ。

叔父はアレだよ、アレ。

いや、アレってよく分かんねぇけど。

いや、まぁ。

叔父は臭いんだよ。

分かるよな!?

榊「なら、私も普段通り呼んでくれ」

『分かりました』

竜崎「それから。私達の前では素で話せ」

あ、マジで?

コレなら少しは楽かも。

でも、バレる可能性も高くなるよな?

あー、まぁいいか。

『クスッ…助かります』

切原「あ、あの…っ」

ガタッと椅子から勢いよく立ち上がり、手を伸ばす切原。

竜崎「切原か。なんだい?」

切原「あの、桜井先輩ってテニス強いんスか?」

スミレちゃんと太郎と俺に問いかけてきた質問。

俺は太郎とスミレちゃんに説明を任すことにした。

榊「ああ、強いな」

越前「どれくらいッスか?」

切原の次に越前が質問をする。

竜崎「どれくらい…そうだね、アンタ等全員翼には勝てないね」

うん、間違ってはいない。

いないんだけど…、

この視線…どうしようか?

向日「桜井、本当なのか?」

『……スミレちゃんが言った通りですが、信じられないのなら、自分たちの目で確かめたら如何です?』

初めて、周りの奴等を挑発するようなセリフを発する。

太郎とスミレちゃんは面白そうに笑ってて、レギュラー達は怒りを露にする奴や驚いてる奴。

『まぁ、その気にさせてくれるのなら相手してあげても構いませんよ?』

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