猫被り王子様!?

□初めまして
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【初めてまして】

今、俺の目の前には
"立海大附属中"
と言う立派な学校がある

あ、自己紹介遅れたけど、俺この物語の主人公ね
よろしくー

今の俺の格好は
カツラかぶって、ボサボサの髪
厚いレンズの伊達眼鏡をかけてる

まぁ、端から見れば
俗に言う"ダサ男"

俺、女嫌いだから…
まぁ…女避け…みたいな?
可愛い奴が居ても
口説けないのが難点だけどさ…
最低1週間持てばいい方…みたいな?

まぁ、持つか分かんないんだけど…

『ん〜とにかく、行くか』

―職員室―

『あ…あの?』

山「………君が桜井君?」

『はい…貴方は?』

山「俺は担任の山崎秀…よろしく」

『よろしくお願いします』

おい、おい…
いい顔してんじゃん
喰いてぇ…
っと、落ち着けよ、俺

山「クラスは3-1ね」

『はい…』

3-1…ねぇ…
カワイイ奴ら居るかな?

山「それじゃ、俺が呼んだら教室に入って自己紹介ね」

『分かりました』

自己紹介かよ…
めんどくせー
適当でいいか

山「えー今日、ウチのクラスに転校生が来た。桜井、入れ」

―――ガラッ


――シーン

ざわついてた奴らが、
静まりかえる

まぁ、期待してたら、
こんなダサ男でガッカリしたんだろう……

どうでもいいけど……


山「桜井、自己紹介」

『えっと…アメリカから来ました、桜井翼と言います。小さい頃、日本に住んでたんで日本語は大丈夫です。』

山「桜井が言ったとおり、桜井はアメリカから来た帰国子女だ。困った事があったら、助けてあげろ。…桜井の席は…真田の後ろが空いてるな…真田、手をあげろ」

真「はい」


ラッキー
窓際の1番後ろの席じゃん……て言うか、
……あいつ…中3?
え…俺とタメ?
全然見えない……
ん〜けど、結構いいかも

俺は山崎が言った席に向かう

『えっと…よろしく』

真「あぁ…俺は真田弦一郎だ」

柳「ふむ、お前が転校生か……」


え…目ぇ瞑ってるんだけど……
見えてるの?
なんかノートに書き込んでるんだけど……
……でも…こいつ…唇がエロい…
うわ、やべぇ…キスしてぇ……

柳「俺は柳蓮二だ。よろしく」

『よろしく、柳君に真田君』


ん?
隣が空いてる……
欠席か?


『あの…隣の席の方は?』


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