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08/22(Sun) 23:09
君は、一体。
ナルト/特殊最強男主

砂の里から、木の葉の里へ忍がやってきた。

名を、カハラと言う。

彼は、任務としてでは無く、砂の忍から木の葉の忍となる為、木の葉へと来た。

五代目火影、綱手は、“見た目”が同年代のナルト達を呼び出した。

綱手「彼が砂の里から来たカハラだ。カハラは脱水症状が起きやすい体でな。砂漠ばかりの砂の里では水が足りん。そんな訳で、木の葉へと来た。カハラ、自己紹介を」

綱手の説明をナルト達は黙って聞く。

カハラと呼ばれた男は、雰囲気がとても儚く、優し気な男だった。

『は、はじめまして。え、えっと、ぼ、僕はカハラと言い、ます。よ、よろしくお願いしますっ』

何度も突っかかりながら、一生懸命に自己紹介をするカハラ。

ナルト達は、軽く眉を潜めた。

KC3I
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08/22(Sun) 23:10
君は、一体。


キョロキョロと目を挙動不審に動かし、オドオドとしている。

こんなのが…。

ナルト達は皆、そう思った事だろう。

言ってはダメだが、彼は明らかに弱そうだった。

男なのに、なんと弱々しい。

だが、ナルト達を率いる上忍の反応は違った。

心底驚いたような感じだ。

あのカカシでさえも、動揺が隠せていない。

紅「な、何故、貴方が…?」

紅が、動揺を隠し切れない様な声で問うた。

綱手「…ナルト達は、もう行け。紅、アスマ、カカシは残る事。ガイも呼ぶか」

紅の問いに答えたのは、カハラでは無く、綱手だった。

鳥を使ってガイを呼び、ナルト達を火影室から追い出した。

ナルト「ったく!急に呼び出しといてこれかよ!!」

むぅ、と膨れるナルトの頬。

KC3I
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08/22(Sun) 23:11

君は、一体。

サクラ「まぁまぁ、そう言わずに。…それにしても、珍しいわね。カハラ、だっけ」

ナルトをサクラが宥め、火影室へと呼ばれた理由を思い出す。

キバ「期待外れ、って感じだよなぁ」

キバの言葉に、苦笑を浮かべる面々。

一方、火影室では…。

『…お久しぶり、ですかね。貴女方と会うのは』

カハラはさっきとは別人みたいに、キリッとしていた。

カカシ「何故、貴方の様な忍が?」

カカシを初めとした上忍達は、動揺を隠せないながらも、彼を見つめる目には敬意の色があった。

五代目火影、綱手でさえも。

『いや、ね。我愛羅はもう大丈夫だと判断したんで、ここに戻って来た、と言うか、呼び戻されたと言うか…ね』

苦笑を浮かべながらも、簡潔に答えるカハラに、上忍達も納得した様だった。

KC3I
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08/22(Sun) 23:40
君は、一体。


ガイ「いやぁ、でも、またお会い出来るとは…。感激です」

カハラは上忍レベル以上の忍しか知らない伝説の忍なのである。

ガイは、懐かしむような口調でカハラに話し掛けた。

『ハハッ!俺もです。ガイさんは相変わらずのご様子で、安心しました。カカシさんも、アスマさんも、紅さんも、綱手さんも、ね。皆さん、本当にお元気そうで良かったです』

爽やかに笑いながら、その場にいる忍の名前を呼び、一人一人顔を見る。

綱手「カハラはこの四人が率いる班に補助として入ったりして欲しい。木の葉に慣れたら、暗部の仕事もやって欲しいのだが、…構わないか?」

火影が確認をとる程の忍。

彼の実力は、どれくらいの物なのだろうか。

『はい。構いませんよ』

カハラは綱手の言葉に、爽やかに笑いながら了承するのだった。

KC3I
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08/23(Mon) 23:58
君は、一体。


『それじゃ、木の葉観光でもして来ます』

ニコッと笑い、火影室から出ていくカハラ。

その姿を見届け、上忍達も火影室から出ていった。

また、カハラと言う忍と任務が出来ると胸を弾ませながら…。

カツカツと廊下を歩き、外へ出るとナルトとサクラとサイの第七班の面々がいた。

カハラを見つけ、駆け寄ってくるナルト。

ナルト「よっ。俺たち、任務が無くて暇だからよ。木の葉案内しよっかなぁって」

この言葉に、カハラは目をぱちくりと動かし、ふわっと微笑み、了承を示した。

『ほ、本当ですかっ?ありがとうございますっ』

嬉しそうに微笑むカハラを見て、ナルトは鼻の下を擦りながら、

ナルト「んなの当たり前だってばよ!」

と返事をした。

カハラは思う。

彼は、とても強く優しい忍だと。

KC3I
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