お礼小説
□Happy Christmas!
「今のところ予定はないけど…」
イブである24日は1日中シフトが入っていたが翌日の25日は休みになっていた。
本当は25日も働いてもよかったのだが「入ってくれるのは助かるけれど、せっかくのクリスマスですものv」との店長の計らいで、毎年バイトの皆全員が24か25日のどちらか1日しかシフトは入らないようになっている。
それは臨時バイトを頼まれる碓氷も同様で、なぜかコイツも25日は休みになっていた。
「だったら俺に付き合ってv」
笑顔で言ってくる碓氷が逆に胡散臭い…
「何を企んでるんだ…?」
不信感を顕わにして聞き返すと、碓氷は「酷いなぁ〜」と苦笑した。
自業自得だろうと思いはしたが言わないでおいた。言ったとしてもこの変態宇宙人が変わるとも思えない。
「で? 付き合ってくれる?」
首を傾げて再び訊いてくる碓氷は、心なしか楽しそうだった。
こいつでも浮かれているのだろうか? と思うと知らず口許が緩んだ。
そして私が出した答えは…
- まぁいいか
- どうしよう
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