お礼小説
□Happy Christmas!
12月といえばクリスマス。
早いところでは11月の早い段階でクリスマス色をだした装飾を施していて、徐々に街中もクリスマス一色に変わり始めていた。
バイト先であるここ「メイド・ラテ」でも、12月中は店内をクリスマス仕様に装飾する。
そのために今日は、閉店後に飾り付けという名の残業があった。
こういうときに上背のある男手があると何かと助かるとかで、このためだけに臨時として碓氷も呼ばれていたようで、閉店間際の時間になってスタッフルームに現れた。
2階に設置されたツリーをはじめ、店内の至るところに次々とクリスマスモチーフのオーナメントなどが飾られていった。
人数もいるし、イベントDayのときなどで慣れているせいか、あまり時間も掛からずに飾り付けが終わっていく。
新たに出たゴミをまとめて片付けながら、クリスマス仕様になった店内を見渡した。
イベント事にあまり興味はないが、こういうのを見るとやはり心が浮き立ってくるのが分かる。楽しみになってきたかな…と思っていると、いつの間にか隣に来ていた碓氷に話し掛けられた。
「ね。クリスマスって予定ある?」
- バイト
- 特にない
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