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『いつでも、どこでも』
「ちゃんみ〜ん・・機嫌直してくれよ〜
・・なぁ、頼むからぁ」
『別に僕は機嫌悪くなんかないですよ。何を根拠にっ』
-グリグリっ-
「おりぇのぎゃんめんにおまへのあひがくひこんへるのひか?」
『何言ってるのかわかりませんよ、ユノヒョン』
「ぶぁーっ!!ふんっ」
『痛ぁ〜い・・何するんですか?』
「俺の顔面にお前の足が食い込んでるのに機嫌悪くないのか?ってんだっ」
ソファーに座って雑誌を読んでいたチャンミンにジャンピングハグでキスしようとしたらチャンミンの長い足が伸びてきて俺の顔面にヒットした
まるでマンガのように。
そう・・マンガのように暫くそのままの状態でフリーズしていた俺。
そんな俺に追い打ちをかけるように俺の顔面にある足裏をグリグリするチャンミン。
やっとの思いでチャンミンのその長い足を振り払ったが冷静な言葉とは裏腹に俺のクールビューティ・チャミナの顔は鬼のような形相をしていた
『あなたの顔面に僕の足が食い込んでいたら何か問題でも?
』
「いいえ、ありません。何の問題もありません(T_T)すみません」
俺にひと睨みするとまた雑誌に目を戻すチャンミン
「あの〜非常に申し訳ありませんが・・何か怒ってらっしゃいますよね?」
『・・・・』
「ちゃ、ちゃみなさま?」
『わからないんですか?』
と冷たく突き放され
ん〜と指を額に当てて考えてみる
チャンミンが大事にしていた飴を食べてしまった事か?
俺が部屋を散らかすからか?
いや、だったらとっくに実家に帰られてるしな![](/img/emoji/6P.gif)
まさか?
まさか?
チャンミンに見られた?
「まさかチャンミン、見たの?」
『・・・』
「ごめん
チャンミンっ」
『ふんっ、やっとわかりましたかっ!!』
「お前に黙ってえっちぃなDVD見ましたっ
」
『そう、えっちぃなDVD・・・ 見てたんですかぁ?』
「えっ!何?違うの?(;_;)」
『腐れユノっ!もう知りません』
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ・・とにかくごめんなさいぃ〜(T_T)」
とにかく必死に謝る俺。
チャンミンとの長い付き合いの経験上、こう言う時は長引かせたらいかん。
とにかく謝るべし!
謝るべしっ!
土下座して必死に謝りながらチャンミンを見上げると
大きな目から今にも涙が溢れ出そうになっていた
「チャっ、チャミナ?」
『もう・・いいです。僕のわがままですから・・』
「何が?言ってくれないとわからないよっチャミナ」
土下座の姿勢からソファーにいるチャンミンの横に座り直す
そっと肩を優しく包み
「チャミナ、話して」
『・・・ス・・いやなんです』
「えっ?」
『あなたが他の人にキスするのがいやなんです』
ちょっと待て。
俺が他のやつとキス?
おいっ、こらっ!チョン・ユンホ!
お前はチャンミン以外とキスしてんのかっ?
いやいや、俺、してないよ!
ってとりあえず一人ツッコミをしてみる
「いや、チャンミン俺してないよ」
『してるっ・・舞台でしてるっ!』
舞台?
ミュージカルの事?
「お前、見に来てくれたの?」
『行くわけないでょっ!なんで僕がっ!』
「お前っ、あんなのっ・・」
『わかってるっ、わかってます。仕事だって。でも仕事でも何でもイヤ・・イヤなんです』
「チャミナ・・」
『あなたのキスは僕だけのもの。あなはの瞳も僕のもの。あなたに触れていいのも僕だけっ』
「チャンミン」
『あなたにはいつでも、どこでも僕の事だけを考えていて欲しいって・・・こんなわがままな僕でごめんなさいっ』
そんな事を気にして・・
俺にはたかが仕事だけどチャンミンには違ったんだな。
不安にさせちゃってたね
俺もチャンミンの立場だったらやっぱりやだもんな。
「チャミナ・・手貸してごらん」
そっとチャンミンの手をとり俺の心臓へ持っていく
「ここどうなってる?」
『熱くてドキドキが・・早い』
「今ね、チャンミンの事考えてるからだよ」
『僕の?』
「うん、チャンミンの事考えると熱くなってドキドキする。
離れてる時も。
いつでもどこでもお前の事考えて一人でドキドキしてるっ。
ちゃんとお前の事思ってるよ。だから何も心配するなっ」
『本当に?』
「本当に!」
『いつも?』
「いつでも、どこでも!」
『ゆのぉっ//』
そう、いつも俺の頭はわがままで可愛いお前の事だらけ
だから泣く必要なんてないんだよ、チャンミン。
ついでに愛しのチャンミンくんに一言言わせてもらうと
もう少し俺の顔面に気を使ってくれないか
これでも俺一応
顔が命の商売してるからっ(T_T)
-RIRIKA-