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『やっぱり大好き







『ゆのひょんのばぁかぁ〜!大っきらいぃぃ〜〜』




「ちゃ、ちゃみなぁぁ〜」





強烈な一言を残し疾風の如く俺の元から去っていくチャンミン




「「「あぁ〜あ、やっちゃった」」」



そこで三人でハモるなよ




「ゆのぉ・・どうして我慢できなかったの?チャンミンが大事にしてたの知ってたでしょ」



『うっ〜』




「ユノヒョンは自分の欲望に勝てなかったんだよ、ねっ、ユノヒョン!」




『うっ〜・・ぅん 』



「嘘っ!ゆのぉ最低っ・・チャンミンの気持ちより自分の欲望優先しちゃったんだぁ!奪われちゃったチャンミン気のどくぅ」



「奪うとか言うなよ・・人聞き悪い・」




「だってそうじゃん!ユノがそんなやつだったなんてチャンミンおもわなかったんじゃない?」




「うぅ〜」




−チャンミンの寝室−




『ゆのひょんのパボぉ・・僕が・・僕が大事にしてたのにっ』

ホントに無頓着!
デリカシーのカケラもゼロ!



嫌いっ!



僕の気持ち一番にいつも考えてくれてると思ったのに。


嫌い嫌いっ



僕がどれだけ大事にしてたか知てたくせにっ



外面ばかりよくてっ


僕の事なんかどうせどうでもいいんだっ



誰にでも優しくするあの笑顔

嫌いっ


バカがつくほど真面目で嘘つけないところも

嫌いっ




あの綺麗なアーモンドアイの瞳も

ついキスしたくなるような唇の上のあのホクロも

包まれるときゅんとしちゃうあの広い胸も

ローボイスで囁く甘い声も

ぜんぶ、ぜんぶ





きらいっ!




『ゆのひょんなんか・・だいっきらいっ!!』






−トントン−



「チャンミン・・入るよ」




『・・・』



「チャミナ・・ミアネ。俺って最低だよな。これで許してくれなんて言わないけど・・チャミナ、布団から出て俺をみて」




『・・・』




「チャミナ・・頼む・」





『やだっ・・やだやだぁ。許さないもん・・ゆのひょんなんかきら・・んんっ、やぁ冷たっ』

冷たくて甘いものが口移しされた



「チャンミン・・これで許して」



『ゆのひょんこれ・・』



「うん、探してきた」




『これ季節限定だからもうなかなかないんだよ』




「うん、探しまくってきた」



『汗・・びっしょり・』




「うん、お前のために・お前に早くあげたくて走ってきた」




『ぼく・・のために?』




「うん、チャンミンのために」



『・・・』




「冷蔵庫もお前の好きな牛さんマークのバニラアイスカニ風味でいっぱいにしておいた」




『ほんとにぃ?牛さんマークのバニラアイスカニ風味?キムチ風味じゃなくて?





「あぁ、牛さんマークのバニラアイスカニ風味だ」



「牛さんマークのバニラアイスカニ風味つぶつぶカニの身入りだよ?」



「あぁ、牛さんマークのバニラアイスカニ風味つぶつぶカニの身入りだ!」



「冷蔵庫いっぱいに?」




「うん。」




『ゆのぉ!』



−ぎゅっ−



「お前が大事にしてた牛さんマークのバニラアイスカニ風味つぶつぶカニの身入り、最後の一個食べちゃってごめんな。これでもう許してくれる?」




『食べさせてくれなきゃ許さないぃ』



「くすっ。いいよ。はい」



『違うっ』



「?」



『ここからちょうだい・・ちゅっ』



「////」




くすっ。その照れた顔、可愛い


ゆのひょん
僕はあなたの事が





−やっぱり大好き












『あっ、大きいカニの身はいってたラッキー(v^-゚)』









-RIRIKA-
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