Main☆Story
□しあわせのスパイス・・・
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「まずはこのエイリアンの卵のような固いカラをどけて・・黄色部分を・・パクッ・・」
「ん!?・・ぐわっ・・ゴクンっ・・の、飲みこんだけど・・卵の味がしない・・」
確かに黄色のに・・書き置きにも卵焼きって書いてあるのに・・卵の味しないよ〜ヒョン
しかも何を入れたらこんなに膨らむんだ?
「き、気を取り直して、チゲを・・・スゥー・・・〇×△%#の、飲み込めなひひょぉ〜
」
ヒョンには悪いと思いつつキッチンの流しへチゲを吐き出した。
「ヒ、ヒョン完璧に僕の完敗だ。強烈過ぎるよ、あなた・・いくらあなたに対する愛の力があったとしてもこれは無理ですっ!!どう作ればこんな苦い黒いチゲが出来るんですか?
」
えっ?まさかヒョン
これは嫌がらせじゃないよね?
僕に会えない腹いせとか?
いや、僕だってあなたとゆっくり過ごせない事我慢してるんだぞ!!
「よし!うん!なかった事にしよう!僕は何も見てない、食べてない・・そう!悪い夢を見たんだ。しかも三流SFの夢。うん、そうだ夢だ、夢。」
そう自分に言い聞かせテーブルにある物体を片付けた。
しかし僕の予想に反してエイリアン卵焼きとヘドロチゲはその後も毎朝食卓に現れた