sweet☆story
□DREAMS COME TRUE
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「ん?どうしたの?ヒョン」
弱々しく手を重ねてきたユノヒョンがなんだか小さな子供のように可愛いくてつい母親のような口調で彼に優しく問いかけた。
でもそんな僕をあなたは目を細めたまま見つめているだけで
「どうしたの?またどこか痛い?」
「チャミナ・・・お前、マリア様みたいだ・・」
「なに・・言ってんのっ・・・ユノも目・・腐ってる///」
「本当だよ。そうして髪を撫でる姿が・・・綺麗で優しくて温かくて・・・そばにいてくれるだけで凄く心が癒されるんだ。お前は俺のすべてだよチャミナ。なのに・・俺は情けないな・・お前に余計な心配させて」
すまない・・そう言葉にするあなた。
微かに手が震えてる?
「うん。マネージャから電話があった時はね、本当びっくりしたよ」
「なんだろうな・・俺っていざって時にだめだよな・・・チャンミンにも連絡してほしくなかった・・・こんな俺を見たらおまえ泣いちゃうと思ったから」
そう言ってゆっくりと目を伏せるあなた。
いつもきらきらしている綺麗なアーモンドアイの瞳が今は少し潤んでいるように見えた。
ヒョン・・もしかして挫けそうになってる?
ユノヒョンのような人にも今回のプロジェクトは多大なプレシャーを与えているんだね。
負けて欲しくないっ!
あなたにはもっともっと輝いて欲しいから・・・
「でも・・強くなったね、きっと俺よりも。チャンミン・・ほんとにいつの間にかお前は強く、綺麗になった。」
微かに震える手で僕の頬と唇を撫でる。
僕は撫でられている側の頬を傾け自分の手を重ね合わせる。
「そうだよ。だって僕を誰だと思ってるの?
アジアいちかっこよくて、素敵でダンスが上手で人一倍他人に優しくて義理固く熱い心を持つ男・・・そんなユノユンホが愛してる唯一の男が僕だよ!完璧な男に愛されてる僕は最強に決まってるでしょ?」
言いながら重ねていた手を絡め直した。
「ねっ。だからそんな最強の僕に愛されてるあなたに恐いものなんて何もないんだよ。あなたなら出来るユノ。最高のユノユンホのステージを僕に見せて」
僕の滅多にお披露目しないとびきりの笑顔をユノに向け彼の頬をそっと両手で包む。
そして、十字を斬るようにあなたの額、右頬、左頬そして最後に唇へ僕のありったけの思いを込めて口付けを落とす。
「あなたに神のご加護と僕の最強パワーが届きますように・・・僕のユノヤ・・」
「チャンミン・・・」