BITTER
□愛しさの帰る場所〜deep Story〜
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「チャンミン、これ脱がしてもいい?」
ヒョンの唾液と僕のものですっかり色を変えてしまった僕のパンツにヒョンが手をかけていく。
「あっ。いやっ・・いやっ・・・」
嫌々と首を振る僕を横目にグレーのボクサーパンツをゆっくりと下ろすと僕自身の先端から、ツッーと透明な糸が引いた。
「あぁ・・凄い、もうこんなに濡らして・・」
「はっ・・やっ、だって・ヒョンが」
僕は恥ずかしさにただ首をふる事しかできなくて。
「俺のせい?」
「だって・・だってぇ・」
つい泣きそうになる僕に
「ごめん、チャミナ。今日はお前のいいようにしてあげるからね」
「んっ・・ヒョンも脱いで。僕だけ・・やぁ。早くヒョン・感じたい」
「わかった」
ちょっと待ってて。
そう言っておでこに軽くキスをくれてからヒョンは起き上がって着ているV字の白いコットンセーターを 首の後ろに手をかけ脱いでいく。
その姿が外国映画のワンシーンのように凄くセクシーで。
部屋に灯っているわずかなオレンジ色の光に照らしだされたユノヒョンの体は精密に創られた彫刻のように綺麗で、そして雄々しかった。
今からこの体に「抱かれる」
そう思うだけで体が疼いた。
ユノヒョンのそんな姿にぶるっと震えた僕にあなたは
「寒い?」そう問いかけ素肌の体を重ねてくれた。
心臓と心臓がぶつかり
重なり合う心。
僕の鼓動もユノヒョンの鼓動も同じくらい速くて。
そして下腹部で触れあっている互いの「欲望」も同じように熱く固くそそり立っていた。
ヒョンも同じように僕を欲してくれてるいるかと思うと
たまらなく嬉しかった。
僕の体が温まるまでヒョンは胸をピッタリとくっつけ僕の首すじに舌を這わせ耳たぶをそっと甘噛みする。
「んんっ・・」
「チャンミン・・この後 どうされたい?」
「んっ・・えっ?」
「言ったろ?チャンミンのいいようにしてあげるって」
ネコのような悪戯な目を僕に向けユノヒョンが囁く。
「やだぁ・・・そんな事いえない・・
」
「言わないと何もできないよ」
そう耳元で囁きながら舌を中へと差し入れてくる。
「やっ・・」
「ほら・・いって。チャンミン・・」
「あぁっ・・」
ただでさえ甘い声なのにそんなにダイレクトに耳の中へ言われたら・・・
あなたの声に逆らえないよ。
「チャンミン・・おまえのこの可愛い口でいって」
左手の親指で僕の唇を軽くなぞる。
僕はその手をとり僕自身へとヒョンを導く。