Main☆Story
□トイレットペーパー
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「ん〜〜」
困った。
チャンミンに言葉が通じない。
「だからね、チャンミン。
ジェジュンが俺から離れなくて困ってるんだけど・・」
『それはそれは おめでとうございます』
「だからね ゙これ゙をどうにかしてほしんだけど」
『良かったですねぇ〜お似合いですよ』
「あの〜 もしもし? チャンミン?」
『なんですか?』
「俺の言葉通じてますよね?」
『はい。もちろん』
よし!言葉は通じてる!
ならどうして助けてくれない!?
「お・れ・は・ ゛これ ゛をどうにか・して・ほしーで・す」
『なんでカタ言なの?』
「わかってんなら助けろ!」
酔っ払って俺達の部屋に乱入してきたジェジュンは俺の膝の上を枕にしてニヤニヤしている。
少しでも引きはがそうものならこの逞しい腕で俺の膝にしがみついてくる。
「ん〜〜ゆのぉ 抱っこ〜」
「は〜?ジェジュンいい加減どけよ〜〜」
「ん〜〜 イヤッ♪」
「イヤッ♪・・じぁね〜よ!」
『いいじゃないですか、そのままで。ジェジュンヒョンあなたにしがみついて嬉しそうだし』
「いや、こいつがよくても俺が、ね。」
『どうしてですか?』
「ん〜〜」
そこツッコむかっ!!
ジェジュンとの事をお前に誤解されたくないからだよ〜!!
・・・なんて言えない。
それじゃなくてもファンの間でもユンジェはリアルだとか王道だとか散々言われて俺とジェジュンが公認の仲のようになっている。
確かにジェジュンは綺麗な顔してるけど・・
どうして俺がこんな俺より筋肉モリモリで天然で酒癖悪くてわがままな奴を好きにならなきゃいけないんだ!
いや、友達やメンバーとしては大切だし好きだよ。
でもとてもじゃないが恋愛の対象にはならん。
俺のタイプは・・・
そう
年令より少し大人びていていつもクールなのにたまに笑う顔がめちゃくちゃ可愛いくて。
いつも強がっているのに実は繊細で誰よりも淋しいがり屋で。
読書が好きで眼鏡をかけて本を読む横顔がたまらなく綺麗で・・・
そう・・
今のチャンミンみたいに・・
『ヒョン、僕の顔に何かついてます?』
「はっ! いえ別に」
いかんいかん!
ついチャンミンに見とれてしまった。
ってか、俺のタイプ モロチャンミンだし。
『ほら、ユノヒョンの可愛い子猫ちゃん寝ちゃいましたよ』
どこが可愛いんだ。
デカイ! 重い!
「これならどいても大丈夫かな」
ジェジュンを起こさないようそっと足を引き抜く。
でもそこは俺のベッドで・・・
「チャンミ〜ン 俺 寝るとこ盗られた〜(泣)」
『添い寝してあげればいいじゃないですか』
「やだよ〜・・ジェジュンデカいし 寝相悪いし・・・あっ!そうだ」
『ユノヒョン・・』
「な〜に?」
『ここ・・僕のベッド・・』
「チャンミ〜ン一緒に寝っ・・」
『いやです!』
「早っ!そんな即答しなくても(泣)」
『デカさから言ったら僕の方がジェジュンヒョンよりデカいでしょ?』
「んっ でもチャンミンの隣がいい」
『甘えても可愛いくないですよ』
「おやすみ〜〜」
『コラ!僕の話し聞いてますか?』
聞こえないふりをしてそそくさと布団をかぶる。
あっチャンミンの匂いがする♪
『まったく・・・』
ため息と一緒にパタンっと本を閉じチャンミンが部屋を出ていく。
「えっ チャンミンどこ行くの?」
『もう寝るからシャワー浴びてきます』
「あっ そう。早く戻って来てね〜♪」
よかった。
リビングで寝るとか言い出しかねないからな。
ジェジュンには困ったものだけどおかげでチャンミンと一緒に寝れる♪
嬉しい誤算だな。
チャンミンはガードが固いからな。
めったにこんな事ないしな〜。
俺がチャンミンの事好きになってどれくらいたつんだろう。
デビュー当時は弟のように可愛いくてはかなげで俺がついてなきゃだめな感じで。
チャンミンもすぐ困った事があると ゛ヒョン僕ね・・゛なんて言って可愛いかったな〜。
いや今もめちゃくちゃ可愛いいけど。
でも最近は大人の色気が出てきて・・これがまたヤバいくらいエロいっ!!
『ユノヒョン・・顔・キモい』
「おっ チャンミンお帰りってキモいって(泣)」
いかんついチャンミンの事考えてたら顔が崩壊してた。
でもチャンミンは俺の事ただの゛ヒョン゛としか思ってないんだろうな。
俺って・・可哀相(泣)