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□図書館では お静かに。
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『−1<χ<3 』
「正解」
『−≦χ≦の時 最小値4を取る』
「…正解 」
『 from 』
「………正解。」
………さっきから 正解する度に
誉くんの顔が 険しくなっていく
…怖い。何故?
私………
誉くんに 褒められたくて
一生懸命 勉強したんだよ?
なのに… 何故?なんで?
不機嫌になっていくの?
お仕置き出来ないから…?
いや……
でも図書館の自主室だよ?
(ここは 図書館の三階
少し離れてて 勉強を教えあう
事も出来る個室の造り)
最初から… 誉くんのお仕置きは
無理だから……////
人に聞こえるし…
なんて 考えてたら…
誉くんは 私の手を引き……
誉くんの膝の上に 私を座らせ…
後ろから
低く怒気をはらんだ声で囁く…
「こうやって… 健人に 勉強……
教えてもらった?」
『!? !!!!! ちがっ…
確かに 健人くんに勉強は…
でも…… ぁぁんっ…
チィとナカム― 居た…し…』