another

□お前だけだぜ?
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ソウと結婚した私……



ソウには 才能がある……


でも…… 私には 何があるの?





私には 何も……ない。






私は ソウのパートナーとして


堂々と隣に立てる?



ソウの才能の邪魔に………
          ならない?






それが…………… 怖い。









「才能?  ヒロインには

 イラストの才能あるだろ?


 俺のイラストなんか
   滅茶苦茶 上手いぜっ♪」




『 !?  ソウ!!

  聞いて…たの…?////』





「フフン♪
  お前 十分才能あるぜ。


 まっ… 実物の俺の方が
   100万倍 いい男過ぎて…




 描ききれんだろう〜がなっ♪」





『本当に 俺様だね。ソウは』



「そんな俺が
 堪らなく好きなんだろう?」


ニヤリと笑い
床に押し倒される。




『ソウ!!』



「そんなエロい顔して

     誘ってんのか?」




『べっ 別に 誘って…なん…』




「もう 黙れよ…」

ソウの熱い舌が入り込み
         甘く蠢く…





『んっ… あふっ……んんっ…』








「今まで いろんな役をやってて
 いまいち 分からなかった事が
    いっぱい ある。


 ときめく…とか 愛しいとか

 人の感情の細かい機微とか…




 でも ヒロイン お前が俺に
   それを感じさせてくれる。




 なんか…
 お前はスペシャルなんだよ。

 俺に とって…/////






 …くそ。


 もう二度と
  言わね─からなっ////


     ……恥ずかしい。 」





最後は 珍しく
真っ赤になったソウが 乱暴に
呟く。




そんなソウの言葉と 身体が




私を 甘く甘く溶かしていく……








『ソウ… ソウ!ぁぁんっ…

    だい… 好き…   」






「 ////////

 それに…なっ お前だけだぜ。


 俺に 嫉妬って感情を
       教えたのは…」



そう呟く様に言ったソウの言葉は
私には 聞こえなかった…。




なぜなら…

その時 ソウが
 私の中へ入ってきたから…。




『ぁぁぁんっ… ソウ…
  聞こえなっ… ぁぁん かっ』




「いいんだよ! ////

  お前は 可愛く鳴いておけ」






…この広い世界中を 探しても


俺に 色々な感情を
掻き立てさせる事が出来るのは…




…ヒロイン  お前だけだ…。




お前… それが
 どんなに凄い事か…



まるで分かってないだろう?





まっ…俺が それを口にする事は
      一生ない…がなっ♪






この俺様が
さっき ヒロインに伝えた事だけでも


凄い事だぜ?







ヒロイン… お前は一生 ただ
 俺の傍にいればいいんだ!





この俺が… 俺様が

ヒロインの存在を求めて…
       止まないんだ。





本当に そんな女…


ヒロイン お前だけだぜ。





もう… 二度と手放してやんねぇ
(手放した事もないがな。)



愛してる。 ヒロイン…
         お前だけを…










            fin






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