Collaboration

□パラレル いたずらな指先
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ここはパラレル…
亜空間 西園寺リビング


一堂に会するのは…
ヒロイン。ヒロイン。ヒロイン。
ヒロイン。ヒロイン。ヒロイン…


ゼ〜ハ〜
 …つまり、ヒロイン七名。



『イケメン屋敷 西園寺家』
自分の彼氏が一番! だけど…
正直、他の人と恋に落ちてたら?と、気にならない…事もない(笑)で、このパラレル座談会が開催されたのである。


今回のお題は『悪戯な指先』



「お茶を立てる時の茶せんを持つ指。お花を持ち上げる時 繊細な指先 色華が堪らないのよねぇ」

「絵筆を持つ…」

「ピアノを弾く…」

「万年筆を走らせる…」

「煙草を一本 摘みあげる仕草」




一斉に皆、好き勝手に彼氏のノロケを始め かなり賑やかな(正直 煩い)リビング



「もう〜みんな勝手に話してたら纏まんないでしょう?1人ずつ、話さなきゃ!」


「流石!長男(将来の)嫁♪仕切る仕切る。」

「違う違う!長男嫁は、あそこで ぽゃ〜んとしてる娘。
 修一お兄ちゃんが、全部先回りして、やってしまうから…あんなにノンビリしてられるのよ。」


「じゃ…仕切ってるのは?」

「当然!サッカー馬鹿 四男嫁。
 将来の肝っ玉母さん候補。」

「……納得。毎朝、布団ひっぺがして起こしてるらしいよ?」


「サッカー馬鹿過ぎて…お題とは、正直無縁だね?」

「そんな事ないよ!
ちょっと確かに 節が高くゴツゴツしてて男らしいけど…
細くて その不器用な手が私をかき乱す…と感じとか セクシーなんだよ!」



「……確かに。」「うんうん。」

「でも…男性のセクシーさを一番感じるのって、ジャンル的には どSじゃないかなぁ?」
(完全 作者の趣味丸だし)

「どS度なら、長男と柊が一番じゃない?」

「雅季くんもだね♪」


その時、脇から

「●〇〇とか…××※×?」
「そうだね! あと△▲▽◆?」

キャッキャと無邪気に 卑猥な単語を臆面もなく発し、はしゃぐ長男嫁と五男嫁…



・・・あの2人… 自分の彼女を
どんだけ!?純粋培養してんの!?


案外…似てる???
長男と、五男は似てるの…か?と残り5人のヒロイン達は、心の中で呟いていたが…

ゴホン! 話を 改めて戻して



「一番の どSって…誰だろう?」

「あの…私が思うのには」

「えーっ!? 四男はHの時、言葉責めする余裕無さそうだよねぇ?」


「あっ…あのね。雅弥くん Hの時
洋服 破くと興奮する性癖があって…」


「いや、願望ならそれは皆 かなり持ってるでしょ?
それだけでは、一番のどSとは言えなっ…

 えっ!?毎回?…それは かなりSな性癖だね? え──っ そこじゃない!?」


ゴニョゴニョ…


ええっ────────!!!



四男が破いた服でパッチワーク?
クッションカバーとかにして 飾るの?

………なんていう 羞恥プレイをサラッとしてるの!?御堂さん!



「御堂嫁!普段はどうなの?」
「やっぱり
 破いては…パッチワーク?」


みんなの注目が、いきなり集まる御堂嫁





………………………………………
………確かに 一番のどSは…



御堂さんだわ!!!!





パラレルお嬢様座談会。

"一番のどSは?"
満場一致でここに決定。

(お題…変わってるがな!)



──初代王者 『御堂 要』──



表面は どMな振りして裏は どS
これが一番 Sに尽きるでしょう?



            fin
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