瞬・all
□危険な彼の起こし方
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このところ 彼は忙しい…
それは 分かってるつもり
昨日も 夜遅かったし…
疲れているんだと思う。
…だけど
もぅお昼だよ!?(涙)
『ねぇ…起きて
起きてよ… ねぇ? 』
彼の肩を
激しく揺さぶって 起こす
………全く…起きない…。
かれこれ10分以上
揺すっているんだけど…
全く起きない
『今日は 久しぶりに
朝から デ−トしよう♪
って…
言っていたのにぃぃ
…グスン』
アンタは
眠り姫かぁぁ〜って
私の
心の中のツッコミに…
ちょっと
悪戯心が芽生えた。
寝ている彼の唇に
そっとキスをする…………
起きない…
やっぱりね。(笑)
この眠り姫…もとい
王子には もう少し
大人のキスじゃないと
駄目だよね?
やっぱり (苦笑い)
もう少しだけ
大人のキスをした
「んんっ…? 」
イキナリ
手を引っ張られて…
彼の胸に抱きしめられる…
そのまま
彼は夢うつつな まま…
私の髪をまさぐり…
キスの続きを…
次第に
キスが深くなってくる…
『んっ……
ねぇ?…んんっ…
起き…た…んっ…
ょねぇ?…』
視界が グルリと回って
彼に 組み敷かれる…
「 起きたよ。 」
もっと激しく
彼にキスされて…
『んんっ……
でぇ…と…の…
約…んっ
……そく…ゎんっ』
「んっ?
あれ キャンセル 」
悪びれなく
ニヤリと笑う彼
『なっ!!……
んんっ……ゃぁ…』
…あの時
悪戯心を起こさなきゃ…
良かった……
あれから 私は
1日 ベッドから出させて
もらえなかった…(涙)
「煽ったんだから…
責任取って
もらわない…と 」
すこぶる 嬉しそうな
彼の笑顔に
負けた…。