真夜中の訪問者

□真夜中の訪問者2
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最近 真夜中に




私の躯を優しく



そして
激しくまさぐる手が…






だけど
どうしても目が開かない…





意識は
ぼんやりあるのに 躯は

いう事をきかない…






深い眠りの中で…




躯を
  動かせない…






甘い 私を求める
 甘い囁き…こ…え…。






『やめて…



   お願い…


      やめて。 』





遠い意識から 懇願する。






「…いや…です。

 今 この一時だけは


  君は…
   …私だけのもの…」



朧げな 意識の中




彼は甘く 情熱的にキスを

角度を 幾度も変え




深く 深く何度も くれる…








躯をなぞる 指先


 執拗に淫らに這う 舌…




夢心地に 愛を囁き続け



指で 舌で
 キスで 唇で 愛を…



甘美で淫らな 快感だけを


私の躯に




  毎夜 残していく…



何度も 私を

   私だけを

      淫らに狂わせ




貴方は 何もせずに




私を奪わずに 帰っていく…












今宵


   私は


     貴方を待つわ…





貴方が 毎夜 私に

こっそり飲ませる飲み物を


飲んだ振りして…







今夜…



 囚われるのは…



   貴方の方よ…



     覚悟しててね?
















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